とことこ保育

人生で間違いなく大切な乳幼児期

セメスターの半分が終わりました。

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あっという間に今セメスターの半分が終わり、Study weekと呼ばれる授業なしの自習期間に入りました。この一週間休みの前に重めの課題が重なってクラスメイトも皆んな疲弊していたけど、何とかここまで来たーという感じ。

 

前回のブログで授業の展開の仕方について書き留めたのですが、その後も面白い発見が山ほど。端的にこの一か月授業の中で感じたことを書き留めておきます。

 

hoikutogether.hatenablog.com

 

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ひとつ感じたのはArtの捉え方。より多様に感じることが多く、またそれに付随したアクティビティも多岐に渡っている印象。

 

ここにも多文化が共存する土地柄が影響しているのではないかと推測。

 

母語の違いにより言葉を介した表現が十分でない子どもも多く、自己表現としてのArtがより重要な位置を得ているのではないかと思う。現場で働く保育者とのオンラインセッションの中でも、第一言語じゃない分子どもたちから言葉が出づらく、そのために保育者からアプローチをして彼らの思いや意欲を引き出す働きかけをするような例を耳にする。描く手段を変えて、その時の感情を表現する子もいれば、描くものを変えて自分の気持ちを書き表そうとする例も見た。

 

そう考えるとレッジョ・エミリア アプローチの創始者であるLoris MalaguzziのThe 100 languages (100の言葉)の意味がちょっと深まるように思う。

www.youtube.com

 

 

ふたつ目。Running Recordと呼ばれる実習ノートの書き方。私は国家資格で保育士免許を取得して現場にでたので、実習日誌を書いた経験はなく、園に勤めている時にそれを評価する側から入りました。なので、私の頭にある実習日誌の情報はすべて日本の保育学校を卒業した保育士さんから聞いた話、もしくはネットから得た情報なので信憑性は低めです。

現在は新型コロナの影響で、子どもたちのいる現場に出向いて実習をすることはできないのだけど、ビデオを見て子どもたちの様子を観察・記録するという課題が出ました。

 

大きく3つに分けて記録を取ります。

観察(Observation)推論(Inference)評価(evaluation)

観察は見たままの子どもの姿を記録するのですが、身体的な動きの細部を捉えるように求められます。例えば「Aくんが走っている」という大まかな描写より「Aくんは右ひじと左ひじを90度に曲げ、それらを前後交互に振り、腕の動きに合わせて対角的にそれぞれの足を前に出して走っている」みたいな。

先生が実習ノートを書くポイントとして挙げていたのは

1. 子どもの動きを流れで書き留める

2. 客観性を忘れない/ 見て・聞いたことを書く

 

「Aくんが楽しそうにしている」って表現は主観的で観察者のフィルターがかかっているのでNG。見たまま、聞いたままを記録する。

 

子どもの動きや言動を客観的に記録した後は推論に入ります。ここがひとつ大きく違うと感じている点で、この推論には、時にピアジェヴィゴツキーが登場したります。要は、観察した子どもの動きを論理的に解説しましょうってパートです。

 

例)

園庭で宝さがしをしている。Aくんは地図を持ち、先生に「宝ものはあっちにあると思う」と伝える。Aくんは先頭に立ち園庭の遊具を潜り抜けながらクラスのみんなをリードしている。

 

上記のような記録の場合 「Aくんは先生に考えを伝え、クラスを先導する積極性が見られることから、エリクソンの発達段階 幼児期後期(自主性vs罪悪感) の段階にあると考えられる。」みたいに書く。

 

この観察・推論があった上で初めて自分の意見を述べる(評価)に至る。しかし、ここでも断言するような表現はNGで「~のように見える(seems to, appear to)」「おそらく~(Perhaps)」のように書くことを推奨されています。

 

Aくんはとても楽しそうに宝さがしに参加しているように見える。クラスを先導する中で、後方に目を向ける姿があったりAくんの自信や積極性を高めているように思う

 

 

オンラインだからなのかは不明ですが、この課題は5分間の部分的な子どもの姿を観察するものでした。私の知る限り、園での一日の姿を記録する様式をよく目にしますが、このような部分的な記録方法も保育学校で取り入れられいるのでしょうか。あと、担任としてクラスに入った実習生の記録を見た時、論理的に述べる欄はなかったように思うのですがどうなんでしょうか。

 

 

ああ。話したいことがたくさん。

でも好きなことを学ぶのは本当に楽しいし、キリがないな(笑)

カナダで日本を考える。

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こちらで幼児教育の授業が始まり、やっと2週間が経った。新型コロナの影響で実習も含めすべてがオンラインになる中、2週目にして教員・生徒ともに少しずつ慣れてきた感じが見て取れる。

 

対面ではないため同じ学科のカレッジ生とのコミュニケーションはもっぱらテキスト。

ldk =I don't know

w8 =wait

E123 =easy as 1,2,3

この二週間で学んだ略語の一部。いやぁー大変だ。

 

どうなることかと思っていた実習は、今のところ生徒同士での意見交換のような場になっている。オンラインで学校の枠を超えることはあるのだろうか。現在、日本の保育科の方々はどのように実習を行っているのでしょうか。

 

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さて。この2週間で保育について幼児教育の授業について感じたことが多々あるが、一番はThe land acknowledgementというものの存在だった。

 

国土の歴史を重んじて、これまでの歴史から学ぼうとする側面が強く、幼児教育の授業の中でも先住民の文化や慣習を尊重する記述は多い。その中のひとつがThe Land acknowledgement。トロント市の宣言のようなもので『先住民によって拓かれたこのカナダ・トロントの土地は誰の所有物でもない、彼らに敬意を払い持続するべき市民共通の財産である』としたもの。

 

幼児教育の授業はこの宣言を通して広げられることが多く、先住民族の歴史から言語と文化の繋がりについてトピックを広げたり、異なる慣習を持つ部族同士が共存している背景から世界から多くの移民を受け入れている現在に繋げ、幼児教育の場で違いを認め尊重し合うことを話し合ったり。先住民の歴史は年長者から次世代へ語り継がれることが多く、そこから信頼関係のもとで育つことの重要性に話が進んだりする。

 

過去に先住民に近代文化を強いた歴史から自分の言語を忘れてしまった祖父と孫のお話。これを見た後に言語が与えるインパクトについて皆で考えた。

www.youtube.com

 

授業の進め方に面白さを感じると同時に、共通したひとつの入り口を通り繰り広げられるこの魅せ方を幼児教育に携わる未来の先生たちが経験することで、行く行くはこの国土で育つ子どもたちの愛国心のような国民性のコアの部分に繋がっているのではないかと感じる次第。

 

2019年に新アイヌ法と呼ばれる、アイヌ民族先住民族と明記した初めての法案が成立したことを、授業からの学びを自国に顧みることで知った。明治政府が蝦夷地と呼ばれていた北海道を開拓し、アイヌ民族の子どもたちは日本語を強いられたり、生活や儀式のための鮭漁を禁止された背景もあったよう。

 

カナダに来て、日本のこと知らないなぁーと思い知らされる場面に直面している。

 

たくさんのもの・人に助けられながら生きている。

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当たり前のようで、ふと忘れがちですね。カナダに来てからひしひしと感じます。

 

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同居人の助けと手仕事のすばらしさと家の鍵

現在住んでいる場所は知り合いのコンドと呼ばれるマンションのような建物で同居している。部屋の鍵が同居人用ひとつしかなかったためカナダに来てから自分の鍵を手に入れようと試みるが、まさかの3度失敗。隔離生活から3週間経った今日ようやく自分の鍵でドアを開けることができた。

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そもそもなぜ失敗したのか.....。

‐元の鍵自体が若干古かった

‐その古い鍵を自動の機械で複製しようとしたこと

が原因かなぁーと振り返る。

 

鍵を複製する自動の機械というのはカナダのホームセンターや大型スーパーに設置されているもので、私はCanadian Tireというホームセンターにある機械を利用した。

 

複製は至ってシンプルだった。こんなに簡単に鍵を複製できて犯罪など起きないのかというくらい。


-複製したい鍵をスタッフさんに手渡す

-スタッフさんが機械のロックを解除

-AEDの要領で機械の音声に合わせて、鍵を所定の位置に置く

-鍵をスキャン

-新品の鍵の挿入

-ガタガタガゴガゴ機械が切り出す

-完成!

 

が、家に戻り鍵をカギを挿してみるが回らず。次の日にもう一度お店へ行って返品することになった。そして今度はWalmartというスーパーにある機械にチャレンジ。同じ要領で鍵を複製してみるも鍵は開かず.....。これを様々な機械で繰り返すこと3回。

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鍵がないことでお互いの行動に支障が出始めたタイミングで、同居人ついに本領を発揮!(欲を言えばもっと早くして欲しかった)友人に尋ねたり、ネットで調べて確認をしながらココという鍵屋さんを紹介してくれた。

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手仕事というのは本当に素晴らしいもので、人が鍵を目で見て、触って、機械を手動で操りながら調整していく姿の美しさよ。ここで複製してもらった鍵を使ったら一発で鍵が開いた。今までの苦労が何もなかったかもように。

 

同日Fobと呼ばれるタッチ式の鍵も届いて、ついに自由を手に入れた。同居人の助けと手仕事のすばらしさを感じずにはいられない一日だった。

 

 

Sony Bank WALLETの助けとお買い物

 特定の銀行を推すわけではないが、Sony Bank WALLETは持っておいてよかったなと思う。私は日本円の預金口座とカナダドルの外貨預金口座を持っているので、カナダドルで貯めた外貨をカナダでそのまま使える。預金の引き出しには手数料がかかるが、買い物でカードを利用する分には手数料ゼロ。

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留学前、新型コロナウイルスの影響でカナダドルのレートが下がりに下がったタイミングで外貨口座にお金を入れておいたから、まだ働き口が見つからない今も換金に労力を費やすことなく過ごせている。いいよ、これ。

 

Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)|MONEYKit - ソニー銀行

 

大人の意図があったとしても嬉しいもんだ

精神的に助けられているのは、友人や子どもたちからの手紙で開いてはニヤニヤする。明らかに大人の意図があってのお手紙活動だったんだろうなという側面も見えるんだけど、それでもそこに充てられた時間や手間や回想できるきっかけが手元にある事が嬉しい。いろんなことろに個人名が載っていて、この場にはあげられないけど。

 

子どもとの時間に渇望してる。実習が始まっても今期セメスターはオンラインが決定なので触れることはないだろう時間。嗚呼、子どものことを学ぶのになぜ子どもの環境にいけないのか。もどかしい。

 

カードを発行しまくる日々。

9月に入りそれまで25℃前後あった気温が、突然20℃を下回る日が出てきて季節の変化に身体がビックリしている。突然乾きだす唇。リップクリーム必須。

 

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前回、銀行のカードを作ったのを皮切りに最近はカナダでカードを量産してます。クレジットカード、カレッジのStudent ID、TTC Post-secondary photo IDからのPRESTO更新。


PRESTOと呼ばれるトロント交通系IDには学生向けの安く設定されたマンスリーパスがあるのですが、それを取得するにはTTC post-secondary photo IDなるものが必要とな。しかも発行できる所はただひとつBathrust駅のPhoto ID Office。

 
北側で暮らしている人にはちょいと面倒くさいですが、発行すると一年間有効なので行かねば。

 

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ということで着きました。地下鉄を降りてひとつ階をあがると赤が基調のブースが目に入る。ちなみにOpenしているのは3pm-6pmと限定的なのでお間違えのないように。

 

カレッジからの入学許可証(Letter of Acceptance)とパスポートを見せて、フォームに必要事項を記入したら写真撮影のためのブースへ案内され、5分程でカードの発行が完了。意外とすんなり。

 

ここで発行してもらったTTC post-secondary photo IDをShoppersというこちらの薬局に持っていくと、学生用の割引されたマンスリーパスが手に入ります。薬局で手に入れられるとは、またビックリだった。

 

そして今日は念願の図書カードをゲット!

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えぇ、大好きなんですよ。国内外問わず図書館。このカードがあれば本以外にもオーディオ資料、楽器のレンタルやコピー、パソコン利用、3Dプリンターとかも利用できるから最高。

 

図書館の窓口に行き、カードの発行をお願いするだけ。発行にはカナダ国内の住所を証明するものが必要。ありがたいことに前日に口座を開いた銀行から送られてきた封筒があったので、それを見せてカナダ国内に居住地があることを証明し手続きは終了となりました。


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まだまだ閉まっているエリアも多いけど、開いていることがまず嬉しく、オンライン授業が始まったら内容に合わせて図書館も利用すると思う。

 

 隔離生活が終わり始めての週末。彼と一緒にイラン料理のレストランに行き、2人前と言われて出てきたプレートに開いた口が塞がらなかった夜でした。長い米も受け入れられるようになってきた。  

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隔離生活が終わりました。

隔離生活が終わり、今日から必要なタスクをこなし生活を整えます。清々しい!

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久しぶりのTTC(地下鉄)。初っ端から洗礼を受ける。カナダの銀行口座も開設しておらず、手元にある紙幣は$100のみ。

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TTCと呼ばれる地下鉄に乗るにはPRESTOと呼ばれるSuicaのような交通系ICにお金をチャージする必要がある。しかし駅構内に設置された機械が受け付けるのが$5・$10・$20・$50のみなのだ。切符のみも購入できるが一枚$3.25の切符に対して$100で対応してもらえるかは望み薄。

 

恐る恐るTTCの窓口に行って$100でチケット一枚($3.25)を買う・もしくは紙幣を崩してもらえないかお願いするも

 

『we can't. Too big.There is no exception.』

(金額が大きすぎて無理ね。例外はなしよ。)


....ですよねー。

 


しょうがないので駅に併設しているモールに戻り、後で買おうと思ってた日用品を買い$20札をゲット。改めて駅へ向かい、やっとこさTTC(地下鉄)に乗る事ができた。

 


今日の一番の目的は、SIN numberの発行。SIN numberは調べると留学エージェンシーさんなどの記事がたくさん出てきます。

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Canada Serviceへ出向く。私が行ったのはNorth Yorkという地域にある支所。North Yorkと言いつつ同じ名前の駅より隣の駅(Sheppard-young)の方が駅が近かった。


Canada Serviceのセクションに入る前に警備員さんのところへ通され、

-来所の目的

-カナダに入国した日付

-必要な書類やIDは持っているか

-風邪の症状がないか

 

を聞かれ、すべてに答えると順番待ちの列へ。

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センターの中には本当に数人ずつしか入れておらず、まぁ時間がかかる...。前にいたお兄さんはあまりの待ち時間の長さにFワードを連発してたけど、それを見てなぜか冷静になる。

 

順番が来てセンターの中へ入ると、受付のお姉さんに警備員さんと同じことを再度聞かれ、Student permitを提示。奥の部屋へ通される。

 

そこからはとんとん拍子に事が進み、


-なんのステータスで来てるの?
-今までSIN numberを持ったことがあるか?
-(ある場合)いつ発行したのか?
-名前の確認
-兄弟関係の有無
-親の名前・旧姓
-電話番号


上記の質問に答え、待っている間に取り扱いについて書かれた紙に目を通すように促され、終了!ちなみに電話番号はまだカナダの番号がないことを伝えるとNo problemでした。どうやら必須ではなさそう。

 

そのままの足で銀行口座を開設しに行き、まぁ聞き間違いもありながら何とかデビッドカードを手に入れた。クレジットカードは後日郵送されてくる。

 

Checking accountだけにしようと思っていたが、開設後120日間利率が2%になる&Saving accountとChecking account間でのやりとりは手数料なしという事だったのでSaving accountも開設。

 

友人のゆっくり解説なしにはできなかったな。不甲斐ない。

 

ひとまず隔離生活を終え、カレッジが始まるまでは生活に必要なものを揃えつつ、コネを使って中古のテキストをかき集めます。

 

 

 

 

隔離生活中にwifiルーターが壊れたりね。

隔離生活も残り4日となりました。日本にいるのかカナダにいるのか分からなくなるような毎日を送っていますが、食材を届けてくれる友人がいたり、電話をしてくれる家族がいたり、箱の中で暮らしていてもなんやかんやで繋がってるのだなぁーと実感。

 

今日、スマホを開くと安倍総理が体調不良により辞任したニュースが飛び込んできて少しビックリ。7年8か月。日本の内閣総理大臣が短期でコロコロ変わってしまうのはどうしたものかと考えていたけど、安倍首相に関していえば長かったという印象に尽きる。2020年はこれまでの宿便を出しているようだと感じていたけど、重要なイベントが一年前倒しでやってきた。さてさて動向を追わねば。

 

あ。海を越えてこちら側では、カナダ渡航者に対する規制が9月30日まで再延長されました。さして変わらない景色の向こうで世界は動いてる。

globalnews.ca

 

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隔離生活の現状を書き留めておくと、5日目にあったカナダ政府関係者からの電話確認以降、同じような質問をする電話が再度あったが、それ以降は何もない。

 

代わりにあったのが、隔離期間中にwifiルーターが壊れた事件。  

 

もうギャグかッ!と自分で自分に突っ込みたくなるような話ですが、タイトルの通り隔離6日目にしてwifiルーターが壊れました。


No Netflix
No Instagram
No LINE
No Youtube
No Spotify


真面目にNo LIFEですわ。なんか悪いことしたかな(笑)と、言うわけで突如として生活が90年代前半に戻りました。


読書をし、絵を描いて、お昼寝をして、料理をして......

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いや、意外と楽しい。 


バルコニーに椅子を並べて夕日を見て、DVDを見て就寝。

 


ホットスポットを利用させてもらっている間にカレッジに質問事項をメールしたり、メッセージやこのブログにくださるコメントに返信したり。


こう考えると、日頃どれだけ『ならねばいけない』ことに塗れているかを思い知る。
 

カレッジが始まったらこんな風な時間の過ごし方はできないんだろうなと思いつつ、それでも部屋の外へ出れる日が待ち遠しい毎日。

 

 

カナダ入国 隔離生活5日目。電話がきました。

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無事カナダへ入国して5日。時差の影響もあり、最初の2日間はほぼ寝る→起きる→食べる→ネットを見る・本を読む→寝るの繰り返しだったが3日目から少しずつ身体が慣れてきた実感があった。それでも身体を動かそうと筋トレをするとすぐに疲れてしまい、気持ちとコンディションのギャップにモヤモヤした日々が続いてる。

 

 

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前回のブログでも書いたとおり、入国時にTRAVELER CONTACT INFORMATION FORMという入国後14日間の隔離生活をする場所や連絡先について提出する書類を提出した。入国審査官からも、隔離生活の確認のためカナダ政府の関係機関から連絡がくる可能性について話があったが、その時は突然やってきた。

 

遅めの朝食を済ませて、ボーッとしているとJohnと名乗る方から電話が。恐る恐る話を聞くと彼はカナダ政府関係機関の職員らしい。隔離生活についてのアンケートということで下記の点を聞かれた。

-提出した住所・電話番号の確認

-隔離中の生活について

 ・同居している人はいるか

 ・その人と接触はあるか・どんな

 ・隔離中に誰か尋ねてきた人はいるか

 ・日用品、食糧の調達はどうしているか

 ・外出はしたか

-体調について

 ・私の体調について

 ・同居人の体調について

 

最後に「ひとまず電話が繋がって良かったよ」と言われてちょっと驚いた。偶然 時間的に電話を取れない人が一定数いるということなのか、それとも虚偽(というのも気が引けるが)の番号を申告している人がいるということだろうか。どちらにしても入国者の足取りを把握することは本当に大変そうだなぁーと実感。

 

今のところ この一回だけの電話連絡に対し、毎日のように送られてくるのがこのメール。隔離期間中の症状についてチェックするアンケートらしく、提出は任意と書いてあるのだが.....。しつこい(すみません本音です)。

 

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 今のところ私自身の体調はすこぶる良好でありがたい限り。バルコニーから下を覗いては羨ましく通行人を見てますよ。

 

 

自分の周りでは、ピーク時以降感染者もいなくなり、私自身無事に入国できたこともあり、新型コロナウイルスの状況に少々楽観的になっていたが、世界はまだガタガタ揺れている。そんな実感を持ったのが以下2つのニュース。

 

先日WHOが5歳以下のマスク着用は不要とする子ども向け指針を発表した一方で、2歳の子どもがマスクを着用していないことで飛行機から降ろされるトラブルがあったよう。

news.yahoo.co.jp

2・6歳の子どもたちとニューヨーク行きのフライトに搭乗した母親。2歳の娘がマスクを着けておらず、「2歳以上の乗客はマスクの着用必須」という飛行機会社のポリシーに遵守していないという理由で飛行機から降ろされた一部始終がSNSを通して拡散されていた。乗客の中には「ポリシーであっても大目に見てやれよ。2歳だぞ」と航空会社の行動に批判的な言葉を飛ばす人もいたが、2歳だけど....2歳だから....と議論が繰り返される場面を想像だけでなんだが胸が痛くなる。

 

www.cbsnews.com

 

まだまだ折り返しにも来ていない隔離生活。10日後外に出たら発狂すること間違いなし!