新型コロナの影響下ですが、カナダに入国しました。
先日、学生ビザでカナダに入国をしました。渡航スケジュールは、成田空港→バンクーバー(入国)→トロント。利用した航空会社はエア・カナダでした。留学先はSeneca Collegeです。
※ここに書き留めた入国等の流れは、あくまでも一例に過ぎません。ひとつの例として、参考までに見ていただけると幸いです。
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成田空港まで
成田空港までは高速バスで向かった。当初、成田エクスプレスを利用しようと考えていたが新型コロナの影響でこちらも便数を減らしていた為、前日に急遽変更した。まさかのタイミングでトンネル内衝突事故があり、乗っていたバスの左右から現れる救急車と消防車にヒヤヒヤ。到着予定時刻より10分程遅れて、成田空港第一ターミナルに到着。
成田空港に着くと、やはり開いているお店やレストランは数えるほどでした。成田空港で開いているお店などについてはこちらをどうぞ。
チェックイン
そしていよいよチェックイン。前方に並んでいた(おそらくワーホリの)ビザを持った女の子。コロナの影響で延期になったのか、持参した書類が有効なものではないとチェックインを拒否され、慌ててどこかへ連絡している姿があり、一気に緊張が高まる。他人事とは思えなかった。
案の定、私も正当な理由がある渡航かどうか質問を受け、書類を見せながら答えたがGOとは言えない微妙な受け答えだったよう。カナダ大使館に連絡を入れて確認を取ることになった。
ちなみに私の状況はこんなかんじ。
-9月から始まるカレッジの授業はすべてオンラインが決まっている
-オンラインを受けるための設備環境・時差を理由に渡航を必要としている
-入学許可書・学生ビザの引き換え用紙以外にサポート書類はなし
まず『授業はオンラインで行われる』という点が引っかかったようで詳細を繰り返し聞かれ、日本ではオンライン授業を受けるための環境を整えきれない・時差があり受講が困難であることを伝える。ここで、それを証明するカレッジからのサポート書類があればもっとスムーズにいったのだろうが、私はそれを持ち合わせていなかったのでカレッジから届いたメールを見せて対応することになった。『いつ発行されたものか?』『書類は他にないか?』などいろいろとやりとりを繰り返し、渡航OKのキーポイントとなったのは授業がライブでしか行われないことだった。
これがビデオ形式やアーカイブで残される様な授業であれば難しかったのかもしれない。
久しぶりに指先に血が回らなくなるほど緊張した。
機内
その後の搭乗までの手続きはスムーズで、搭乗券をスキャンして搭乗ゲートを通過する前に一人ずつ検温があったくらい。着席と同時に+CLEAN CAREと書かれたパッケージが配られた。中身は以下の通り。
-使い捨てマスク
-使い捨て手袋
-ミニ手拭き
-プレッツェル
-水(250ml)
-イヤホン
-消毒ジェル
離陸後には、TRAVELER CONTCT INFORMATION FORMが配られ、ArriveCANと同じような内容を手書きで記入し、最終的にバンクーバー到着時に提出をした。
機内食もちゃんと出た。1食かと思ってたら2食出た。長方形の箱にすべてが入った状態で2食とも主食はパン。+パスタ、フルーツなどなど。
友人、家族などと一緒に予約した人を除いて、基本的に3席一組のシートに1人だったので、3席分使って横になり仮眠をとることができた。ありがたい。
ちなみに機内はかなり寒かったので上着必須。
入国審査
そしてバンクーバー到着。機械でパスポートのスキャン・写真と指紋登録が終わったら、入国審査官の前へ。『Passport, please』から始まり学生ビザ引き換え書類・Letter of Acceptanceなど持ってる資料を全部渡してチェックをしてもらう。沈黙が続いた後、入国後必須となっている14日間の隔離について聞かれた。
-どこに滞在するのか?
-個室はあるか?
-そこには他の人が住んでいるか?
-食糧はどうやって手に入れる?
-洗面所は共同か?
私が滞在するのは友人宅、個室は準備してもらっているが洗面所は共用なのでそのことを伝えると『No problem. 隔離生活についてアドバイスをもらえるから彼女のところに行ってきて』と入国審査官の後方にある別のセクションへ行くように促された。
指示された場所へ行くとブースの中に女性が一人座っていて、より具体的な内容の確認と感染対策のアドバイスがもらえた。
-空港から隔離先へ向かう手段は?
-同居する人は65歳以上か?
-バルコニーとか裏庭はあるか?
-洗面所共用における感染対策法アドバイス
-隔離期間中に体調や状況を確認するためランダムにカナダの関連機関から電話がかかってくる可能性がある話
-隔離の義務を守らなかった場合の罰則の話
仕事柄、彼女はすでに2回も14日間の隔離生活を経験しているそうで『分かるわ、すごくしんどいわよね』と共感してくれた。優しい。
ただここのセクションに回される人は割と少数で、隔離期間を計画を伝えて、入国審査官が必要だと判断した人のみのようだった。
学生ビザ発行
彼女から隔離生活のアドバイスをもらった後は、学生ビザを発行するためにまた別のセクションへ。ここで聞かれたことはとてもシンプル。
-大学で何を学ぶの?
-大学の名前は?
後は座って待っててと言われ、ものの2〜3分で学生ビザと就労ビザをGet
バンクーバーのスタバで一息。
残りの4時間フライトに備える。
バンクーバーからトロント
次のフライトでも、搭乗後にCLEAN CARE+のパッケージが渡された。短いフライトなのでドリンクの提供のみ。座席は隣とひと席分空けられていました。
トロント・ピアソン国際空港に到着後は荷物のピックアップ以外、特に審査はなくスムーズに空港から出てこれた。空港から隔離先まではUberを利用することができたので、タクシーよりはコストを抑えられたと思う。乗り場はDoor Qというride share app専用の出入口が到着ロビーから下に降りたところにあるのでUberを利用した場合pick upはそこになると思います。
入国してから気づいたのですが、事前ダウンロードとフォームの提供が求められているArriveCANの提示を求められることは一度もありませんでした。ここは入国審査官や状況により変わるのかもしれません。
これが成田空港からトロントまでの流れです。
カナダへの渡航を予定している方、計画している方、情報を求めている方の一助になれば幸いです。
成田空港の様子(2020/08/18現在)
無事に学生ビザでカナダに入国できました。
成田空港 第一ターミナルの様子について記憶が新鮮なうちに書き留めておきます。私自身が先にカナダに入国した方々に助けていただいたようにご参考になれば幸いです。(2020年8月18日 現在)
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全体的に人は少なくガランとしていました。
1日の便がこのボードにすべて収まるくらいで、且つ赤色の表示は欠航便なのでその少なさが見て取れると思います。
SHOP&DINING[搭乗ゲート通過前]
事前情報として開いているお店が限られていることは承知していましたが、本当に片手で数えられる程でした。
写真のお店は新型コロナの影響を受けているこの期間も基本的に開いているそうですが、日によって変わることもあるそうです。
注意して欲しいのが時間で、レストランによっては11:00〜14:30(15:00)までと昼食どきにしか開いていないところもありました。なのでフライトの時間によっては選択肢がより狭まるかもしれません。
無印やコンビニなど雑貨などが買えるお店も数カ所開いてました。
SHOP&DINING[搭乗ゲート通過後]
より限られてきます。ここまでくるとスタバも開いてません。
コンビニの他、免税店も開いていますが食品を中心に品揃えは少なくなっていました。お菓子の棚はスペースの半分が空っぽ。入荷を見合わせているグッズもチラチラありました。コンビニは通常に近い品揃えだったので搭乗ゲート通過後に軽食・飲み物を買う分には問題ないと思います。
チェックインについて
一人一人にかける時間が長い印象でした。通常を知らないのであくまで個人の感覚ですが...。
私自身、留学先がオンライン授業か・今渡航しなくてはいけない理由が正当がどうかをカナダ大使館に電話をして確認を取ることに。一度チェックインカウンターから別の場所に移動し待機することになり、実際にチェックイン出来ず電話をかけまくっている人もいたので内心ドキドキでした。
ここら辺のことについては、また改めて更新します。ひとまず無事に入国できたことに感謝。
夏がやってきた。
一年早いなぁーと今までも口にはしながら、でも、そこに焦りを感じたのは今年が初めてかもしれない。
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7月31日に修了式があり、幼稚園棟の子どもたちは夏休みに入った。保育園棟の子どもたちと預かりが必要な幼稚園児は8月も通常通り登園するので勤務スケジュールに変化はないが、夏休みというワードを聞いてウキウキする気持ちを久しぶりに感じている。
幼稚園に勤め始めたことで出会った歌に『やっほっほ夏休み』がある。
ちょっと会えなくなるけれど9月になったらまた遊ぼう
やっほっほ 夏休み
やっほっほ 夏休み
月火水木金土日
まいにち楽しい夏休み
保育園で過ごしている時は小学生になってからのお楽しみだねーなんて話していたものが、ここでは当たり前にあって『夏休みいつから?』なんて子どもから聞いてきたりする。
最近、運営に携わっているチャボカレという保育学生と保育者を繋ぐコミュニティの中で公立・私立保育園の保育士、幼稚園教諭の方をゲストに招いて話を聞くのだが、現場で学んだ考え方や過ごし方、書籍やイベントを通して得た視点、自身の幼児期経験とかたくさんの要素が相まって出てくる違いの面白さにニヤニヤしてる。
相手の言葉に沿ってみたり、ぶつかったり。出会って間もない子どもたちが、全力でぶつかりながら保育者との距離間を確かめるような、学生と保育者の絡み合いが生々しくて良い。
先日は大学時代ライフセービングというフィールドで文字通り身体でぶつかったメンバーと海に行ってきた。人命がかかる場面でも、遊びでも全力な彼らとこうして10年が経とうとしている今も遊べることを毎回ありがたく思う。
もう一曲好きなのは大江千里さんの夏の決心!
夏休みはやっぱり短い
やりたい事が 目の前にありすぎて
今日までまだ誰も知らない
まぶしい時を ぼくがきみに見せてあげる
https://youtu.be/DWNExoOIWToyoutu.be
さぁ大好きな季節がやってきた!
留学に向けて単位移行にてんやわんやしている話。
長雨。を思うと2017年のことが浮かぶ。
東北の一部地域で『梅雨明けが確認されず』なんて発表があってその年の秋もなかなか晴れ間が見えず、結果的に野菜の値段が高騰してヒィーヒィーしてた。
今年はどうなるのだろう。
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さて。カレッジの授業開始まで2ヶ月を切り、今は単位移行の手続きにてんやわんやしている。私は一度国内の4年生大学を卒業しているのでいくつかカナダのカレッジに移行できる単位があるようだ。
と、言っても私が日本の大学で学んでいたのは海洋学、今回カレッジで学ぶのは幼児教育。分野が異なる専攻なので単位を移行できるのはGeneral Educationと呼ばれる学部共通もしくは選択制の教養科目となる。
現在取り組んでいるのが、WESの単位査定。日本で得た単位を北米の評価に査定するためのサービス機関で単位移行に必須の書類。正式にはWorld Education Services(WES)と呼ばれる。
World Education Services: International Credential Evaluation
WESの査定には英文成績証明書・指定のリクエストフォーム(・卒業証明書)が必要となり、これらをまとめて国際郵送することになる。
私の留学先であるSeneca collegeの場合、単位移行に必要なのはWESの評価結果を含め下記の4点。
・WESの評価結果
・単位移行のリクエストフォーム
・英文成績証明書
・英文のシラバス
基本的なやりとりはメール等を介して行うが、英文成績証明書は正式な書類であることを担保するため、卒業学校から直接留学先へメールで送信・もしくは厳封された封筒を郵送することになっていた。が、私の場合、卒業大学から『成績証明書はPDF等電子版での発行はしておりませんのでメールでの送信は致しかねます。』と言われてしまい、郵送一択に。
そこで郵送で送る趣旨をSeneca側に伝えたところ.....。
9月からの入学が決まっても、まだ教授や事務の先生方はリモートで働いているため、『今キャンパスに送っても皆リモートで働いているから郵便物を受け取る担当者がいないかも。メールでないと確認できないかもしれないわ。やっぱりメールで送ってくれる?』
ここでまた新型コロナの影響を受け、申請をする前に路頭に迷ってしまった。
あらら、板挟み。
最終的に、留学エージェンシーで働く方に切り抜け方をアドバイスしていただき、かろうじで郵送準備にまでこぎつけたのが今週のハイライト。
この後は、シラバスの英訳を州指定の翻訳家さんに依頼して提出しないといけない。関連シラバスだけでOKとのことだったので、カレッジのシラバスと大学のシラバスを比較してスキップできそうな関連科目を洗い出す!
General Educationがスキップできるのは2セメスターから (1セメスターは必須)なので、時間には余裕あって本当に良かった。焦らずに進めていきます。
にしても、今回申請の手続きを踏んでみて、卒業大学の協力あっての留学であり、単位移行だなぁとしみじみ思う。学校側から関連機関への書類送付は基本的に受け付けていないようだが、カレッジ側からのメールを提示することで例外的に対応してくれたし。サイトに “不備があった場合は受付けません" としっかり書いてあってヒヤヒヤしたが、不備について電話連絡くれて、追加送付することで対応してくれたり。在学中より母校愛が増しているよ。
最近は、保育を終えて帰宅して、必要書類の作成や運営メンバーになっている保育学生向け団体のミーティングをして足早に一日が終わってしまう。
でも、子どものいる場に身を置ける今の日々はとても貴重だなと思っていて。一度カレッジの生活を始めると子どもたちの姿を継続して見て、関わることが今より難しくなってしまう。だから、そこは手続きうんぬんに関わらず全力でいきたいものです。
英語の勉強もやらなくちゃね。うぃー。
子どもと虫と草花と。
連日続いた大雨からの晴天!嬉しい!けれど突然な暑さに身体がつけていけてないことが否めない。
先日の保育振り返りに登場したMちゃん。今日は食器洗いをしていた先生の隣に立って食器拭きのお手伝いをしていました。振り返りをすることで子どもたちの姿を目にした時に思うことや過ごし方も変わってくるなぁ...と実感してる。自分のための振り返り。
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この日は園庭遊びの時間に3歳児 2人と虫探し。
里山を切り開いて作られた園なので周りは緑がたくさん。コンクリート塀や敷地内の木々によく昆虫がとまっている。
園庭遊びをしていると、
『ねぇ、だんごむし探そうよー』
『けむしが出るからきょうはダメだって先生が言ってたよ』
と、年少の男の子AくんとBくん 2人が言い合いを始めた。
最近、ダンゴムシがよく見つかる園庭の一画で毛虫が多数目撃され、実際職員に発疹が見られたことから、その日は朝の会で子どもたちに伝え、なるべく近づかないように話をしていた。
朝話したこときちんと覚えていたんだなぁーと感心しながら二人の様子を見ていると、AくんとBくんの間をすり抜けて年長のCくんが、なるべく近づかないように伝えられている毛虫エリアにどんどん向かっていく。
思わず、
「ねぇCくん、そこは近づかないように言われなかったっけ?」と話しかけると
「えっ?先生しらないの?ほんとはさ、ダンゴムシは毛虫を食べるから大丈夫なんだよ」と持論を展開し始めた(笑)それを聞いていたAくんとBくんの反応は・・・
そうだったのか!新しいことを知った!と言わんばかりに満面の笑顔(笑)
で、近づかないように話をしたエリアに堂々と近づいていく。
(えぇ.....何その根拠のない理由は。AくんとBくんまで行っちゃったよ)
と、内心思いながらもいろいろ考えた。
第一に子どもたちに虫と戯れて遊んで欲しい。雨上がりの今日はジメジメした気候が好きなダンゴムシを探すにはもってこいだし、実際私自身はそのエリアで毛虫を見たことがなく、そんなに毛虫に遭遇する確率も高くなさそう?
一方で、発疹ができてせっかく始まったプール遊びに参加できないとかいう状況になってもかわいそうだしなぁ。3人の様子を見てこのエリアにくる子どもが増えることも大いに考えられる。大人同士の事情も考えると、そうなった様子を見て「あれ?朝の約束は.....?あれ?先生?」という事態にもなりかねない。と、いろいろ考え、
「今日はダンゴムシが住んでる新しい場所を見つけてみない?」と提案してみた。
年少のAくんとBくんはすぐに「いいよー」と言ってくれたものの、年長のCくんは煮え切らない様子。
この選択をポジティブに伝えたいなぁと思い「今日、新しいダンゴムシの住み家を見つけておけば、また毛虫が出て近づけない時でもダンゴムシ探しができるし、Cくんが一番に見つけたら幼稚園の皆に教えてあげられるじゃん。」
すると、少し間を置いた後で
「.....しょうがねぇなぁ」と一言。いいよってことかな。
結局、園庭を半周程して他にもダンゴムシがいるエリアを見つけることができた。いや、年長のCくんを筆頭に子どもたちは以前から知っているようだった。その日近づかないように言われたエリア程たくさんのダンゴムシを見つけることはできなかったけど、2~3匹ずつ捕まえて大事そうに砂場のおもちゃを虫かごにして眺めていた3人。
今度はいっぱい見つけられる場所でダンゴムシ捕まえられるといいねーと話しながら園庭遊びが終わりになり、最後は3人それぞれ、見つけたダンゴムシを園庭の隅に掘った穴の中に埋めていた。
ちょうど先日、草木と虫と子どもの関わりについて保育者同士で話をしたところだった。花壇のお花は取っちゃダメ・でも園庭の隅に咲いている花や雑草はOK?害虫は殺すのに昆虫はダメ?そもそも害虫って?
命とか生き物の扱いとか確かに大切なことではあるけど、それは言葉で伝えきれるものではないよなぁーとも考えていて、それこそ言葉だけで伝わったら非現実世界で起きていることと混同してしまわないか心配になる。
この日は取れた数も少なく数匹集めて、土の中に埋めて(隠して)おしまいだったが、たくさん取れる時は容器から溢れんばかりの虫を集めて、それらを『プール!』と言って水の中へ投げ入れる。虫たちが次第に沈んでいく、スコップでぺちぺち叩かれるみたいな光景があるので見ていると少し残酷に見えるけど。
やっぱり実体験かな。子どもこそ地球資源を大いに利用して良い存在なのかなと感じる一件でした。
転園してきたMちゃん。
緊急事態制限が解除になり、5月末から本格的に園が再開してから一か月。
暑さも重なり、体力的にはやっと一か月。だけど、この一か月間の子どもたちの変化はとても目まぐるしかった。日中どこかで1/3の子どもたちがすすり泣く姿があった再開初日。そこから園の生活に慣れて、子ども同士の関わりがどんどん増えていく姿を見るとほっこりした。
その中で、特に大きな変化を見せてくれたのは、年中組のMちゃんだった。
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保育園棟(0~2歳児)と幼稚園棟(3~5歳児)がある子ども園。保育園棟からの持ち上がりが多い中、年中組から私たちの園に転園してきたMちゃん。それまでは1クラス12名程の小さな保育園に在籍していたようで、1クラス30名の大きな集団に入るのはこれが初めての経験だった。
口数も少なく、一人で絵本を読んだり、人形遊びをしたり。園庭では、遊具に上って他の子が遊ぶ様子を見たり、園庭の周りを一人でグルグルと散歩していることが多かった。登園初日から一週間は、同じクラスの子どもたちが園の施設や日中の流れを教えたり、手伝ったり、Mちゃんを遊びに誘う姿が見られたものの「一緒に遊ぼ」の誘いに首を横に振ることも多いMちゃん。だんだんと
「〇〇ちゃんは一人がいいんだって」
「いっつも鬼ごっこしないからさ」
という言葉が子どもたちの間から聞こえ始めていた。
14時半で幼稚園の活動が終わるとそこからは、保育棟に移動し、異年齢の自由保育。幼稚園棟ではクラス毎の設定保育が主である一方、午後からの自由保育はMちゃんにとって居場所を見つけるのが難しい時間であるようだった。
自由遊びの時間は、先生のポケットに手を入れてひたすら付いて回ったり、ブランコは好きで足を運ぶものの、順番を待つ列を見つけると「やっぱりいい」と、園庭のベンチに一人座り始める。
他の子が遊ぶ姿を見ているし、友達がしている遊びに興味がないわけではなさそう。一人でいることがいけないわけじゃないけれど、他の子と一緒にいるということに心地よさも感じて欲しいなぁと願いながら、
Mちゃんの横に座って、声をかけてみた。ただ他の子が遊ぶ様子を観察して
「あ、〇〇ちゃんボールで遊んでるね」
「.....うん」
「あの子はMちゃんと同じクラスだっけ?」
「.....(首を振る)。」
と、私が聞く質問に頷いたり、一言二言発して答えるMちゃん。そこに「なにしてるのー?」とやってきた他の友達を、あえてMちゃんの隣に座ってもらって、なんとなく一緒にいることを.....を繰り返して2週間が経とうとしていた。
そんな中、Mちゃんに少し変化が見られたのは新しく延長保育を利用する年少児さんが入ってきた時だった。「一緒に行って、手を洗う水道がどこか教えてあげて」とお願いをするとその日から自分の役割のように、おやつ前になるとその子の手を引いて手洗いに連れて行ってくれるようになった。2人の間に会話はあまりなかったものの、年少の子もMちゃんに信頼感を抱いているようで、徐々に園庭遊びで一緒に散歩する姿も見られるようになった。
それから、年少の子をきっかけに集団に少しずつ入っていく機会が増えた。朝礼台から先生と手をつないで大きなジャンプをして遊ぶ子たちの輪に入ったり、砂場でダムを造る他の子に水を汲んできてあげたり。
先日は色鬼で遊ぶグループに入ってきた。「鬼さん、鬼さん、何の色?」とみんなで鬼の子に聞いて、鬼役の子が指定した色を見つけるゲーム。最初は鬼が指定した色をみんなに交じって探し回っていたMちゃんだったが、ふと「Mちゃんも鬼やる」と声をかけてきた。消え入るような声だったが、思わず私の気持ちが高ぶった。Mちゃんが鬼をやる順番になり「鬼さん、鬼さん、何の色?」と尋ねられると、ちょっと照れながら「あか」と答え、みんなが一斉に走り出す。それをニコニコで追いかけるMちゃん。
たった一か月。でも、決まっておやつ後になるとママが恋しくなって涙していた、園庭を一人でぐるぐるお散歩していたMちゃんを思い返すと、みんなの中心となって色鬼をする姿はすごく嬉しく心に響いた。
子ども同士のつながりってやっぱすごいなぁーと実感。
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秋からは学生になる。それは、新しい発見と出会いがありそうなわくわくに溢れている一方で、現在のように、子どもたちの姿を毎日連続してみるということがなくなるのかという実感が沸々と湧いてきた。少し惜しい気持ちにもなったけど、今は子どもとの毎日を楽しみたいなという思いでいっぱい。
カナダのカレッジ入学の見込みが立ったよ。
最近【保育の振り返り】というタイトルでいくつか記事を書いていますが、予定しているカナダ行きの話が消滅してわけではないです。先月から務める園は、8月まで産休でお休みの先生と、8月まで日本にいる私との需要と供給がうまい具合にマッチしたため短期間であることを了承の上採用していただいたところ。ありがたい。
さて。日本でも緊急事態宣言が解除になり半月。4月20日の更新を最後に止まっていたカナダのカレッジ行きについて動きがありました。
結果、9月からの秋セメスターからカレッジ生活始めます。が、いろいろと条件付きです。
留学を決めてからこれまでの経緯
当初は2020年5月からスタートの夏セメスター入学を予定していたが、新型コロナウイルスにより渡航事態がキャンセルになった。入学先はカナダ・オンタリオ州にあるSeneca collegeのECE(Early Child Education)。このコースは、子どものいる環境に出向いて行う実習がプログラムの大きな割合を占めているためオンライン授業で補うことが難しいこと等から夏セメスターは中止という運びとなった。
そこからカウンセラーの先生とメールでもやり取りがあり、航空会社のチケットの払い戻し等があり、先が見えない中どうしようという不安もありながら現在に至ります。
詳しくは過去の記事で ↓
正式なアナウンスが!
これまで何度かカレッジ側に、9月からの秋セメスターについて・カレッジ再開の予定についてメールで問い合わせたが "前代未聞の状況にある“ "現在はサポートに制限がある“ ことを言及してきたり、カレッジから離れリモートで働いていることを理由に応えられないと返信をしてきたコーディネーターさんもいて、同じ内容のメールを複数回送ったり。いやぁ、ストレスを感じていたことは否めない。
しかし、6月5日になりやっと正式なアナウンスが送られてきた。
秋セメスターは9月14日からすべてオンライン開催。カナダ政府の決定によりプログラムの50%は国外からでも受講可能であるようだ。
文字通り前代未聞
嬉しい一方で、
・秋セメスターはすべてオンライン開催
・プログラムの50%は国外からオンラインで受講可能・ポスグラにも影響はなし
となるといろいろ疑問が浮かんでくる。All onlineということは肝となる実習は結局のところどうなるのか、それに伴って必要だったMedical FormやPolice clearanceは必要なのか、onlineでカナダ国外から受講できるけど、もしセメスターの途中でも入国した場合はカレッジの保険適用となるのか。この状況でできるか分からないが、入学後、週20時間許可されている就労についても情報として知っておきたかった。
メール送信。他のアドレスに送ってと指示される。メール送信。あ”-。
夏セメスターが中止になった主な理由は実習ができないこと。だったが、秋セメスターは実習も含めオンライン開催となるようだ。そして実習にあたり必要だった書類は必要ないとな。めっちゃ予防接種受けたのに.....。保険適用外で結構かかったよぉ。
ま、しょうがない。
アメリカで教育系の大学院に通う友人によると、実際に子どものいる環境に出向いて実習を行う代わりに実習はビデオ観察になったり、個人的に家族にコンタクトを取ってインタビューをしたりしているようだ。そういう場合もありえるのかな?
さて。ここから決めなくてはいけないことも必然的に増えてきた。
わくわく。ドキドキ。ひやひや。