新型コロナの影響下ですが、カナダに入国しました。
先日、学生ビザでカナダに入国をしました。渡航スケジュールは、成田空港→バンクーバー(入国)→トロント。利用した航空会社はエア・カナダでした。留学先はSeneca Collegeです。
※ここに書き留めた入国等の流れは、あくまでも一例に過ぎません。ひとつの例として、参考までに見ていただけると幸いです。
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成田空港まで
成田空港までは高速バスで向かった。当初、成田エクスプレスを利用しようと考えていたが新型コロナの影響でこちらも便数を減らしていた為、前日に急遽変更した。まさかのタイミングでトンネル内衝突事故があり、乗っていたバスの左右から現れる救急車と消防車にヒヤヒヤ。到着予定時刻より10分程遅れて、成田空港第一ターミナルに到着。
成田空港に着くと、やはり開いているお店やレストランは数えるほどでした。成田空港で開いているお店などについてはこちらをどうぞ。
チェックイン
そしていよいよチェックイン。前方に並んでいた(おそらくワーホリの)ビザを持った女の子。コロナの影響で延期になったのか、持参した書類が有効なものではないとチェックインを拒否され、慌ててどこかへ連絡している姿があり、一気に緊張が高まる。他人事とは思えなかった。
案の定、私も正当な理由がある渡航かどうか質問を受け、書類を見せながら答えたがGOとは言えない微妙な受け答えだったよう。カナダ大使館に連絡を入れて確認を取ることになった。
ちなみに私の状況はこんなかんじ。
-9月から始まるカレッジの授業はすべてオンラインが決まっている
-オンラインを受けるための設備環境・時差を理由に渡航を必要としている
-入学許可書・学生ビザの引き換え用紙以外にサポート書類はなし
まず『授業はオンラインで行われる』という点が引っかかったようで詳細を繰り返し聞かれ、日本ではオンライン授業を受けるための環境を整えきれない・時差があり受講が困難であることを伝える。ここで、それを証明するカレッジからのサポート書類があればもっとスムーズにいったのだろうが、私はそれを持ち合わせていなかったのでカレッジから届いたメールを見せて対応することになった。『いつ発行されたものか?』『書類は他にないか?』などいろいろとやりとりを繰り返し、渡航OKのキーポイントとなったのは授業がライブでしか行われないことだった。
これがビデオ形式やアーカイブで残される様な授業であれば難しかったのかもしれない。
久しぶりに指先に血が回らなくなるほど緊張した。
機内
その後の搭乗までの手続きはスムーズで、搭乗券をスキャンして搭乗ゲートを通過する前に一人ずつ検温があったくらい。着席と同時に+CLEAN CAREと書かれたパッケージが配られた。中身は以下の通り。
-使い捨てマスク
-使い捨て手袋
-ミニ手拭き
-プレッツェル
-水(250ml)
-イヤホン
-消毒ジェル
離陸後には、TRAVELER CONTCT INFORMATION FORMが配られ、ArriveCANと同じような内容を手書きで記入し、最終的にバンクーバー到着時に提出をした。
機内食もちゃんと出た。1食かと思ってたら2食出た。長方形の箱にすべてが入った状態で2食とも主食はパン。+パスタ、フルーツなどなど。
友人、家族などと一緒に予約した人を除いて、基本的に3席一組のシートに1人だったので、3席分使って横になり仮眠をとることができた。ありがたい。
ちなみに機内はかなり寒かったので上着必須。
入国審査
そしてバンクーバー到着。機械でパスポートのスキャン・写真と指紋登録が終わったら、入国審査官の前へ。『Passport, please』から始まり学生ビザ引き換え書類・Letter of Acceptanceなど持ってる資料を全部渡してチェックをしてもらう。沈黙が続いた後、入国後必須となっている14日間の隔離について聞かれた。
-どこに滞在するのか?
-個室はあるか?
-そこには他の人が住んでいるか?
-食糧はどうやって手に入れる?
-洗面所は共同か?
私が滞在するのは友人宅、個室は準備してもらっているが洗面所は共用なのでそのことを伝えると『No problem. 隔離生活についてアドバイスをもらえるから彼女のところに行ってきて』と入国審査官の後方にある別のセクションへ行くように促された。
指示された場所へ行くとブースの中に女性が一人座っていて、より具体的な内容の確認と感染対策のアドバイスがもらえた。
-空港から隔離先へ向かう手段は?
-同居する人は65歳以上か?
-バルコニーとか裏庭はあるか?
-洗面所共用における感染対策法アドバイス
-隔離期間中に体調や状況を確認するためランダムにカナダの関連機関から電話がかかってくる可能性がある話
-隔離の義務を守らなかった場合の罰則の話
仕事柄、彼女はすでに2回も14日間の隔離生活を経験しているそうで『分かるわ、すごくしんどいわよね』と共感してくれた。優しい。
ただここのセクションに回される人は割と少数で、隔離期間を計画を伝えて、入国審査官が必要だと判断した人のみのようだった。
学生ビザ発行
彼女から隔離生活のアドバイスをもらった後は、学生ビザを発行するためにまた別のセクションへ。ここで聞かれたことはとてもシンプル。
-大学で何を学ぶの?
-大学の名前は?
後は座って待っててと言われ、ものの2〜3分で学生ビザと就労ビザをGet
バンクーバーのスタバで一息。
残りの4時間フライトに備える。
バンクーバーからトロント
次のフライトでも、搭乗後にCLEAN CARE+のパッケージが渡された。短いフライトなのでドリンクの提供のみ。座席は隣とひと席分空けられていました。
トロント・ピアソン国際空港に到着後は荷物のピックアップ以外、特に審査はなくスムーズに空港から出てこれた。空港から隔離先まではUberを利用することができたので、タクシーよりはコストを抑えられたと思う。乗り場はDoor Qというride share app専用の出入口が到着ロビーから下に降りたところにあるのでUberを利用した場合pick upはそこになると思います。
入国してから気づいたのですが、事前ダウンロードとフォームの提供が求められているArriveCANの提示を求められることは一度もありませんでした。ここは入国審査官や状況により変わるのかもしれません。
これが成田空港からトロントまでの流れです。
カナダへの渡航を予定している方、計画している方、情報を求めている方の一助になれば幸いです。