とことこ保育

人生で間違いなく大切な乳幼児期

人に頼るのが苦手だ。

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こちらに来て身をもって学んだことのひとつに人に頼るということがあります。
人に頼るのが苦手です。人に頼むくらいならその手順や内容を引き継ぐ時間を自分に当てた方が早く・的確に物事が進むと考えることが多いと考えることがほとんどです。
 
ただこちらに留学をするとなり、どうしても自分じゃどうにもならないことに久しぶりにぶち当たることになりました。
 
留学前に下書きで保存していた記事が、頼れない自分をよく表していました(笑)。
 
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今回の留学を機に初めてエージェントというものを利用してVISAの申請をしてみた。
人に頼るのが苦手な自分が頼ってみた。
 
これで手間が省け、他に充てる時間が増えるはずだ。
 
だが蓋を開けるとどうだろう。
ワーキングホリデーVISAを自分で申請した経緯があるため、何が必要か、どんなプロセスで申請が進むのかはなんとなく見えている。
 
エージェントのやりとりが億劫になってくる。
 
気づけば、自分でVISA申請に必要なアカウントを作り、申請前の期限が一番短い銀行残高証明書のアップロードを残して、すべての準備ができていた。
 
それをエージェントに伝えると、エージェントにはエージェントのやり方があるのでアップロードした書類を全てこちらにも送ってほしいとの要請。
 
ね。文字通りの二度手間。
 
自分でできることは大きな強みだと思っていた、自分の大きな弱み。
 
自分でできることがすごいとか、乳児か。
 
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この時は他者に依頼することをしてみて 「ほらね」と頼らない自分を助長するような結果になってしまいましたが、こちらでカレッジに行き始めて、この人がいなかったら私はグループワークをできてなかったなとか、分からなかったことを聞ける友人や先生がいなかったら乗り越えられてなかったなと感じることが確実に増えました。
 
また、パンデミックで授業がすべてオンラインになるという状況を受けて、実体的な交流なしで人を頼るということがどれだけ難しいことかを実感することができました。思い返してみると部活にしても、サークル活動にしても、よさこいにしても時間だけでなく場と空間を共有して、前にも横にも繋がれる機会があって、同じ体験を経て、頼ることができるのかなと思っていました。今回、それが除かれた中でクラスメイトとグループワークを行い、プレゼンテーションを作り、話し合いをし。授業を重ねるごとにオンライン授業の場への親近感は沸いたものの、じゃあ授業外で会おう!と話しができるような関係になれたのは、40人近くいる学科の生徒の中で2~3人程でした。
 
ただ、この2~3人がいたおかげで次のセメスターでは、もう少しグループワークに貢献できるようにしようと先の目標ができ、頼る存在は分母の数が多いわけではないんだなーということを実感しています。頼られる存在になりたいなという思いが、頼るのが苦手な自分の中に生まれてきたことはひとつ大きな一歩。
 
いよいよ来週からまた課題に追われる日々がスタートします。