とことこ保育

人生で間違いなく大切な乳幼児期

見えないけどそこにある。

f:id:mekabu6256:20191120142329j:image

見えないけどそこにある。そこにいる。


私は大学時代ミナミコメツキガニと言う、種子島以南に生息する特有のカニの研究をしている際、天敵が来ると素早く穴を掘って干潟の土の中に身を潜めるその習性から、彼らの生息域を調査する私たちに向けて、教授が毎日のように投げかけてくださっていた言葉です。


見えないところでも毎日変化は起きていて、日々変化しています。ミナミコメツキガニは体長10mm程しかありませんが1日に広大な土地を耕し、自らも摂食することで表層面の干潟の土壌を豊かなものにしています。

 

自分が日々やっていることも小さいですが、大きな流れの一滴です。

 

個人と共同体。

 

最近、個人への評価はエゴとか横領とかズル賢さの副産物だと感じていて、個人で行うことが最終的にどこへ向かうのか、それを考えることで個人の貢献が個人の財産に留まるのか、個人の枠を超えていくのかが決まるのだなと考えています。

 

最終的に共同体への貢献って意識は大切。

 

この数年で私にも少なからず、保育・幼児教育の分野で仲間ができました。そこへの貢献を考えた時に私は未だに個人の枠を出れていないと感じている、また来年からの立ち振る舞いを考えると今までとは違った方法でその貢献を考える必要があることに最近悩んでいます。

 

SNSを始めてから承認欲求と他者貢献がどうもごっちゃになってしまいがちな自分に最近響いた一文。

 

"未知のことばかりでした。でも、全部、自分で判断して決めました。そして、なにひとつとして
いままでどおりのやりかたではやりませんでした。わたしは、すこぶる幸せでした。
ムーミンパパの冒険より』

 

ムーミンパパの言葉が響くとは。

 

自分で行くと決めて、あまりにコミュニティが狭く他者を評価を気にすることなく自然と自分軸を持てていた西表島での生活。

 

あの時面倒を見てくださっていた教授も今年度で引退です。同期のアルバムを絶賛制作中!

 

f:id:mekabu6256:20191119143311j:image