手作りおもちゃから考えるプラスティック問題。
最近世界的に大きな動きが見られるプラスティックによる環境問題 。
先日もカナダ首相が2021年には使い捨てプラスティックの使用 を禁止すると発表してましたね。
手作りおもちゃは、子どもたちが自分で作り上げる体験をしたり、 それを共有することでコミュニケーションが図れる、 指先を使う機会として保育や育児の中に取り入れられていますが、プラスティックを減らそうとする世界の動きが、手作りおもちゃの内容をも少 しずつ変えていく?
そんな好奇心からミニ調査をしました!(厳密なものではなくレクリエーション的に)
図書館でランダムに借りてきた手作り玩具に関する教本の中から、プラスティック製の材料をピックアップしてグラフ化しました。
パッと思いつくだけでも、ストロー・ペットボトル・ペットボトルの蓋・ビニール袋・ プラスティックカップ・スズランテープなどなど....
※ボタン・ビーズ・洗濯ばさみ等プラスチック製以外がありうるものについても、今回はプラスチック製としてカウントしています。
※プラスティック製の道具(セロハンテープ、ビニールテープ、消しゴム)は対象外。
※色画用紙・画用紙はあまりに頻度が高すぎて他との比較にならないので図表から抜いてます。
ひたすら数を数えて、ページをめくり続けた結果。こうでしたー。
そして、今回ピックアップした製作材料の中で
プラスチック製のものが全体の33%!
という結果になりました。
ううっ....数字だけ見るとかなり微妙な。
でも、これだけの割合プラスチックと関わる機会があるということは、手作りおもちゃを作る中で、使い捨てプラスチックの環境問題に触れる機会がこれだけあるということ。
今回お伝えしたかったのは、手作りおもちゃを考える時、手指の発達や金銭面のメリットに加えて、 自分たちを取り巻く環境について考えるツールにす ることで子どもたちの興味関心を広げ、 且つ子どもたち自身が疑問をもち、調べ、発見できる機会を作れるのではないかという気づきです。
自身も、製作の時は完成させることを目標にして、 注意を向けるのは正しいはさみの使い方、適量の糊の塗り方、 クレヨンの持ち方。。。子どもの技術的な成長のみにフォーカスしてるなんて時がありました。
でも製作・おもちゃ作りひとつにしても、声かけや製作の過程・材料へのアプローチによって子どもの捉え方やねらいは大きく広がるのだなと感じました。
実は私たちが日々使うウェットティッシュもプラスティック加工されていて、トイレへ流すことでマイクロプラスチックの汚染が広がると、先日UKでは使用禁止に向けた動きがあるとニュースになっていました。政府は後日否定をしていましたが、環境に影響の少ない代替品を模索していくとしていました。
これからプラスティックが減ったり、 それに変わる新しい形の製品・素材が出てくることで私たちの暮らし、そして保育、手作りおもちゃも少 しずつ形を変えていきそうですね。
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