過程から巻き込んでいく。
突然ですが、私が長年行きたいと思っている国はスペインです。
理由はサグラダファミリアが見たいから!
2026年には完成されると言われているこの教会ですができれば完成までに訪れたい。
なぜなら、完成した姿は長期に渡って見られるけど、未完成の姿はその時しか見られないから。
自分の中でそう考えた時、
保育活動の中で行う製作も、完成したものを掲示するより、未完成の状態から掲示した方が見る側も作る側もより楽しめるのではないか
と、ずっと考えていました。
そして4月から働き始めた園でそれを実践していて、体験することができました。
結果.....めっちゃ楽しかったッ☆
私たちが今回製作したのは桜の木。
最初の週に製作したのは木の幹と枝のみ。
模造紙に手や足・筆を使って色を塗り、それを絞って木の幹の枝を作る。まずはそれだけを掲示。
2週目にダンボールのボコボコや緩衝材(プチプチ)でスタンプ遊びをしながら花を作る。開花した桜の木が完成。
3週目は、鉄棒遊びの時に撮影した子どもたちの写真にしっぽと耳をつけて、クラスオリジナルのおサルをぶら下げる!
桜の木なのにサル?という疑問を誰も議論に挙げないあたりが、この園の自由さの一端を表しているように思いますww
そしてGW前に完成!
これからどう変化していくのか、子どもたちも期待感を持って取り組めるし、保護者も一度見て終わりではなく、何度も足を止めて話題にしてくれる。
未完成であることの価値って思っている以上に大きいのだなと。過程から巻き込んでいくことでそれが自分ごとになり、共通の体験になっていく。面白い。
人間はいつまでも未完成だと言うけれど、考えてみると家族や友人も、特に大きくなるにつれてこの部分にフォーカスしている。一緒の部活に入り多くの体験を共にした友人とか、計画から一緒に取り組んだ旅友とか。少し寂しい話ではあるけれど、90歳を超えた私の祖母も、大学から家を出た私よりも兄弟の中で一番実家にいて時間と体験を共にした弟のことを話すことが多い。
個人で働くようになって「共同」とか「共有」とかいう言葉の価値が右肩上がりです。
さて。私が最近巻き込まれたGTP-Kinderの全国行脚も川崎、北海道と続きます。
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