とことこ保育

人生で間違いなく大切な乳幼児期

専門性+行動+ノーフィルターから得た信頼感。


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先週はあおむしとおとしぶみに出会いました。家で過ごす時間が格段に増え、自分の住む地域の良さを再発見する良い機会をもらっているように思う。野菜の無人販売所、ワニガメを飼育する作業場、おたまじゃくしやタニシの生息域、意外と近くに住んでいた友人との再会。普段は寝て、起きて帰ってくるだけの場所だったけど、家の使い方がアップデートされてるぞ〜。

 

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今、Couseraというサイトで大学の公開授業を受けている。授業といってもライブ配信をされているものではなく、ビデオや読み物を自習形式で進め、受講生同士で意見や質問を出し合い個々のペースで進めていくものだ。MOOC(Massive Open Online Course)と呼ばれていて、インターネットさえあれば(.....ここね)誰でもどこでも教育の機会を得られる環境を作ることを目的に作られている。

 

私は、大学の授業に備えてAcademic Writing at Universityというコースと、今月に入りYale大学のThe science of well-beingというコースも取り始めた。

 

2つ目のThe Science of well-beingがすごく面白くて、より良くハッピーに生きるためのヒントを心理学のプロフェッショナルが教えてくれる。これだけ聞くとすごく怪しげだけど、もとはPsychology and the Good Lifeという名前でYale大学で一番人気になった授業。そう聞くと信憑性ある?

www.businessinsider.com

 

 

この授業を受け始めて、心理学って面白いなぁ...という発見があったほかにもうひとつ感じた面白い発見が「この人が言うから信じられるな」と感じている自分がいること。

 

溢れんばかりの情報に毎日曝され、正しい情報かどうか疑ってかかることが多くなる中、なぜ自分はこの人が語ることをスーッと受け入れられたのか考えてみると、彼女が専門家であるという事実の他にも何かありそう。

 

それは専門性+行動+ノーフィルターではないかと考えている。

 

行動は、新型コロナウイルスが蔓延し始めて彼女がアップしたQ&A動画。

www.facebook.com

それまでサイトに掲載されていたThe Science of well-beingの授業に関するコンテンツに追加で、新型コロナウイルスにより出てきた様々な不安・心配事について心理学の面からQ&A形式で応えてくれる動画を盛り込んでいた。どんな質問に答えているのか、リスト化してくれるところも良。

 

  • 普段と異なる状況下で過ごす子どもたちのサポートについて

  • ストレスが増える中で良い睡眠をとるには

  • もし親しい人が陽性の診断を受けたら

  • 日々更新されるニュースとの良い付き合い方は? などなど

LIVE配信されていた動画でリアルタイムで送られてくる質問にひとつひとつ答えていく姿を見て、専門家という立場で必要なタイミングで、必要な人に、必要なもの(情報)を届けようとする姿勢にいつの間にかこの先生が言うから信じられると信頼感を抱いている自分がいた。専門性を生かして、こうした場面・状況に合わせた行動を実現している彼女の姿勢から大きなインパクトを受けた。

 

もうひとつの理由、ノーフィルターはニュース番組、雑誌の特集、運営元が分からないサイトのようなメディアを介した発信ではないという事。Couseraで授業を公開している心理学者がCouseraのFacebookアカウントページ上で相談に応える。情報発信者と情報受信者の間がシンプル。ちょうどこの記事を書き進めているときにこんな記事がSNS上で回ってきた。

 

teamwada.net

 

間にフィルターを挟むと本質が見えづらくなることは、お金に関する勉強会を受けたときにも感じたし、最近種子法に関するムービーや書籍を見た時も、地域の中でその土地に適した種子を直接的に交換してやりとりしていた時代と比べ、商業農業が入ってきた後の種子をめぐるやりとりの複雑さは、見えないから気づきにくいけど、私が日々口にする食材も野菜や果物の色や形では分からない様々な物が含まれてる事実をビジュアル化してくれた。Simple is BESTとは、よく言ったものでシンプルとは単純なようで、すごく絡まりの深いものだなと思う。

 

「専門性+行動+ノーフィルター」から感じる気づきは個人的に多かった。ただ、フィルターは保護の役割もあるので、信頼のおけるフィルターと巡り合えればそれはひとつ情報を活用する方法なのかもしれない。

 

私がCouseraで授業を受ける彼女が心理学の専門家なのと同じように、私が持つ保育士資格も専門性があると認められた国家資格であり、職業に就き続ける責任とそれに伴うアクションに対する責任は頭の隅に常に置いておくべきことだと改めて思った。星の数ほどあるブログの中のひとつをこうして書き進める私にもアクションに対する責任はあるし、これまでアップした記事を一番見なくていけない読者は私自身だなと感じたりする。

 

でも、保育について話すとき保育士の専門性とかいう言葉が引っかかるのは、そのボヤッと感からかな。専門家はそもそもプロと何が違うのか。エキスパートとスペシャリストは?玄人と素人?現時点で更新の必要がない保育士資格は、専門家になる場合もあれば、ただのベテランになる可能性だって潜んでるわけだ。

 

......こりゃまだ長くなりそうな話題(笑)こういうことをゆるく話したいなぁ。