とことこ保育

人生で間違いなく大切な乳幼児期

権利と義務は表裏一体である。

 

やっとと言うべきか。ついにと言うべきか。

昨日7日夕方に安倍首相から救急事態宣言が発令された。

ここまで自分が感じたことをフレッシュなうちにここへ書き残しておく。ニャンニャン言いたいことを言ってますが、人間だって生き物だから罹る時はかかるのだと思ってる。

 

(2020年4月8日更新)

 

------------------------------------

消費喚起は時期尚早

新型コロナ後の消費喚起対策は時期尚早ではないかという印象。素人が受けた印象としては、1か月後に緊急事態宣言の解除になる期待を煽っているようにも感じる。まずは、来る時に向けて医療や所得への対策を行うべき。個人・国ともに財政が切迫した中で商品券の発行に予算をつぎ込んで欲しくないところ。

 

1世帯30万円のカラク

一世帯あたり30万円支給とだけ見て、半ば安心していたが支給条件を見て愕然とした。そして「世帯主の」という部分も引っかかった。支給の目安となるのは『世帯主の収入基準』ということは、

 

例) ・世帯主登録は夫

   ・主な収入源は妻 という場合は、

いくら妻の給与が減っても対象にならないということか。

 

 

 
考えている顔

権利と義務は表裏一体

保育園を開園するというひとつの事実の裏には、働く権利・義務を遂行したい方の気持ちがあり、自分の健康を守る権利があり、国には国民の生命、財産、国益を守り抜く義務がある。互助の精神はきれいごとの塊に思えてならないくらいたくさんの立場で、たくさんの人たちが関わり交わりあっている。権利と義務は表裏一体だ。

 

その権利を全部尊重できたら素晴らしいが、現実には難しい。権利と義務は隣り合わせで寄り添っていないから、優先順位をつける、妥協することが必要。優先順位をつけようとする時に、各々がそれぞれの立場から意見を出してもなかなか着陸地点が見えないので、そうなると共通の基準が必要。基準や規定でガチガチに固めるのも個人的にはあまり好きでないが、今回の新型コロナウイルスで「ルールに従うのは得意だが、ルールを考え、状況に合わせて構築するのは苦手」な日本人が露呈されたように思う。国民性を考えると現状以上に明確なルールが必要とされているようにも感じる。

 

学校保健安全法と保育所における感染症ガイドライン

今回、文部科学省管轄の学校施設は早くから休校を実施していたが、これは学校保健安全法という、児童生徒等及び職員の健康の保持増進を図るための法律 第二十条 臨時休業について明記されているからだと思っていた。ちなみにここで言う学校は、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校を指し、保育園等は該当しない。

 

f:id:mekabu6256:20200408100805j:plain

https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=333M50000080018

 

保育園等は厚生労働省管轄なので、保育所における感染症ガイドラインに準ずることになる。このガイドラインには、休業について明記された項目はない。ただ、発生したことがない新しい感染症が発生した場合の対応については記載があり、このあたりの規定が異なることから、新型コロナウイルスに対するアクションも違うんだろうなと思い、読み進めると

f:id:mekabu6256:20200408100523j:plain

f:id:mekabu6256:20200408100611j:plain

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000201596.pdf

 

.....管轄の違いから、学校保健安全法が適用できないことはなさそうな?このあたりを現時点で突き詰めることができていない。

 

保育所の開園継続に賛成でも反対でもないが、権利と義務は表裏一体で述べたように家庭の状況により捉え方が様々あることは忘れずにいたい。区内の保育園・学童保育の休園を決めた渋谷区にも、歓迎する声もある一方で難しい判断を迫られている家庭も少なくない。できることならば、国民全員に自宅待機→その間の収入の7-8割を補償しますと国に言ってくれたらと今でも思う。シンプルに中途半端。個人的意見です。

 

本当にありがとうございます。

これは非常事態である。経済のバランスを取ろうとする時期ではない。というのが今の自分の本音であるが、この状況下でも医療従事者・消防士・警察官またコンビニや食料品の販売員・交通機関を動かし、またその方々を下支えする保育者及び教育者の方々。私は3月末を持って保育現場から離れているが、日々の保育に加えて消毒作業・子どもの受け入れ、受け渡し方法の変更があると思う。玩具ひとつ出すたび、おやつの提供をおこなうたびにいつも以上に張り詰めた空気の中、現場のあわただしさは、私が想像しきれない程だと思います。

 

これまでも感染症対策を徹底し、今も私たちの生活を支えてくださる方々に感謝。本当にありがとうございます。