とことこ保育

人生で間違いなく大切な乳幼児期

ウイルスも私たちと生きている。

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無職・自主隔離4日目。早くも新しい生活リズムが定着してきた。

6~7時台に起床、朝食、英語勉強、11時頃に1回目の軽食、午後のおやつ作り、16時前に2度目の軽食、ブログや調べもの・OneNoteの使い方を勉強、夕食作り、夕食、運動、シャワー、就寝!

 

先日Instagramのタイムラインにも載せたが、母から突然送られてきたHANDCLAPという動画。2週間で10kg痩せるかどうかなんて知らないが、これでウォーミングアップをしてから普段の運動を行うと結構動いた気持ちになれるので良き。運動不足の方はぜひお試しを。


ハンドクラップ 30分バージョン 休憩あり

 

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今日の読売新聞の解説に養老孟司さんのインタビュー記事があり、じっくりと読ませてもらった。見出しは『コロナも多様性の一つ』

現在まで新型コロナウイルスの感染拡大について、各国の習慣や文化の違いがあることは取り上げられていたが、単純にマスク着用の習慣やハグの文化だけでなくイタリアを例に建築様式の違いにも触れ、イタリアはお年寄りとの同居が多く、家族全員が出入りするコモンルームがあるとして言及している。一方で、じゃあ新型コロナウイルスを蔓延させるきっかけになったからと言って、その文化を否定できるのか、独居する老人が多い国がハッピーなのかと疑問も投げかけている。

 

その上で、なぜ中国や日本での前例から欧米諸国が対策を学べなかったのかを問う記者の質問に、

みんな生き物を軽く見ているんだよ。

みんな、自分という人間のことがお留守になっている。同じウイルスに感染しても体質や遺伝的に亡くなる人もいれば、元気な人もいる。それが生物多様性です。

https://www.yomiuri.co.jp/commentary/

 

 

保育でもよく耳にする『多様性』という言葉だが、今までいかに自分が多様性の明るい面ばかりを見ていたかが露呈された気がした。表もあれば裏もある。それがあってこその多様性なのだ。

 

自然は絶えず変化している。近年、人間の活動が環境に与える影響が大きく、人間が変われば環境も変えられると考えがちだが、人間の目には見えないミクロの世界で生物も私たちと同じように進化を続けているのだ。

 

人間がプラスチックを消費量を減らすことは、環境にインパクト与えることになるだろうが、私たちが動いているのと同時に他の生き物も動いている。実は水面下でプラスチックを餌とする生物が生まれていて、知らないところで生態系の大きな役割を担っているとしたら。人間がプラスティックの量を減らしたことで食物連鎖全体に後々多大な影響を与える結果になることだってあるわけだ。(あくまで私の妄想です)

 

他の国はこうしたから良くなるだろうとか、原因も対策も一筋縄ではいかない状況にいることを改めて実感した。5Gが利用できるデバイスが発売され、年齢問わず誰もが世界と繋がれるこの時代に、世界単位で考えるべきこととローカルで考えるべきことの境目が新型コロナウイルスをきっかけによりはっきりと分かれたように感じる。

 

学生時代に西表島で研究活動をしていた時の感覚が一瞬戻ってきた。潮汐も日の入り・日の出も台風の進路も変えられないけど、その時一緒にフィールドに身を置いていて学生たちはそれに不満を漏らすわけでもなく、事実として受け入れて「しょうがないね」って言い合ってた。自分が自然の一部だと感じていたわけではないけど、コントロールできるものではないことは身体で感じていた。一番最初のサンゴ礁の写真も認識できないところでたくさんの生き物がいるよ。

 

 バカの壁、もっかい読み直そうかなぁ。