OECDの『図表で見る教育 2018』を読み解いてみた!②
前回に引き続き、
OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development):経済協力開発機構
世界各国と協力して様々な分野のデータを収集・分析してまとめてると
ころが発行した『図表で見る教育 2018(Education at a Glance 2018)』を少しだけまとめてみました!
そして、例のごとく....
※英文の誤訳は大いにあり得ます!
ネイティブではありません。「~らしい」くらいの気持ちで見てください。そして間違えや誤訳があれば指摘ください。前回も高校のお友達が誤訳を発見して教えてくれました。もうこういう優しさは本当にありがたい!
今回は『Recess and Breaks during the school day(学校生活の中での休み時間について)』と『Average class size in Primary education,by type of institutions(公立・私立の小学校における1クラスの平均生徒数)』について読み解きます。
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『Recess and Breaks during the school day(学校生活の中での休み時間について)』
これはコラムで書いてあったものなので図表はなし。でも、たかが休憩されど休憩。国によって位置づけが違ったり、長さもびっくりするくらい長い国もありました!
まずは、休み時間の位置づけについて。OECDは、子どもたちのパフォーマンスを向上し、また友達と遊び、交流し、社会的・知覚的・感情的な発達を促すために重要であり、学校生活における重要な要素と記している。
国の教育システムによっても異なるが、45~50分のクラスごとに短い休憩が10~15分あり、ほとんどの国がクラスの移動やトイレへ行くのに十分な時間としている。この点については日本も同じ。
大きな違いが見られたのはLunch Breakと呼ばれる長い休憩。オーストラリアやカナダは40~60分のお昼休みがあり、フランスは長めの90分!スイスは一日に2回ある15~30分の休憩+60~90分のお昼休みが!これだけ聞くと授業時間よりも休憩時間の方が長いに感じてしまう。そして私がまだ小学生だったら間違いなく羨ましがっている!(笑)
とはいえ、休み時間の定義が国によって異なっていることも確か。
・長距離通学をする児童のため
・学年によって異なる授業時間を合わせて終わらせるため
デンマークでは、お昼休みの時間に地方自治体みたいなところが運動のプログラムを設けたり、スロベニアではスポーツの練習時間に充てたりするようで、日本の部活動と似た要素と取り入れている国もあるみたい。いくつかの国では生徒たちが衛生、健康、食習慣、リサイクルについて学ぶ場としてLunch Breakを捉えているようで、昼休みに教室掃除をする日本の小学校の取り組みはこの一端であるように感じた。
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『Average class size in Primary education,by type of institutions(公立・私立の小学校における1クラスの平均生徒数)』
〇:公立小学校の1クラス平均生徒数 ◆:私立小学校の1クラス平均生徒数
OECD加盟国で見た小学校の1クラス平均生徒数は、公立21名、私立20名だった(2016)。具体的な数を見ても1クラス27名以上いるのは加盟国の中でチリ、イスラエル、日本のみ。加盟国35か国中の3か国に入っているということは世界的に見ても、日本はかなり大きいクラス設定がされていることが分かる。
公立と私立における違いにも国ごとに差があり、OECD加盟国の平均は2名私立のクラス生徒数が公立に比べて少ない結果が出ているが、韓国・チリ・スペインは私立の方が公立に比べて4名程1クラスの生徒数が多くなっている。ブラジル・コロンビア等についてはOECD加盟国の公立のクラス設定が5名程多い。
加盟国全体のトレンドとしては2005年から2016年にかけて、1クラスの生徒数は減少傾向にある。中でも一番著しい変化を見せていたのがお隣り韓国!公立小学校の1クラスの平均生徒数が2005年に比べ29%も減少したのだ!これはOECD加盟国全体で見ても、過去10年で最も大きい変化だったらしい。全体としてまだ1クラスに対する生徒の数は多めだけど、この変化を叩き出せるのはすごいと思った。
最近タピオカティーのお店に行列が止まなかったり、高校生くらいの雑誌が韓国特集を組んでるもの見たし、新聞でも韓国の東大門ってところに洋服のバイヤーさんが殺到してるって記事が載ってたな。コリアンブームの波が再来!?