保育所保育指針
今週もお疲れさま〜とお茶しながら一読。
堅苦しいから敬遠しがちだけど、開いてみると面白い。
『地域社会や家庭において、育児についての見聞や経験が乏しい人が増えている一方で、身近に相談相手がなく、子育て家庭が孤立しがちとなっている状況がある...』
うんうん。となる箇所や、
『保育所における保育は、保護者と共に子どもを育てる営みであり...保護者の養育する姿勢や力が発揮されるよう、保育所の特性を生かした支援が求められる』
そう私たちはあくまで支援をする立場で主体は保護者。
保育者『そろそろお箸の使い始めてはどうですか?』
保護者『そうですね。他のお子さんはどうですか?』
ではなく
保護者『そろそろお箸を使い始めてみようかと思うんですが』
保育者『分かりました。それでは園でも最初はフォークと併用で始めてみましょうか。持ち方とか気にして見てみますね。』
が理想だなぁと考えさせられたり。
『保育所や地域の行事などに参加したりする中で、日本の国旗に接し、自然に親しみを持つようにし、将来の国民としての情操や意識の芽生えを培うことが大切である。保育所においては国旗が掲揚されている運動会に参加したり、自分で国旗を作ったり、自然に日本の国旗に親しみを感じるようにさせることが大切である。』
これが一時期話題になった愛国心の一文かぁ!と妙に感心させられたり。
でも、この愛国心(Patriotism)についてはアメリカとの差は何なのかなぁと思ったことが何度かある。一昨年ちょうどアメリカの建国記念日(July 4th)の時にニューヨークにいたんだけど、著名人がこぞって自国愛をTweetして、至るところでパレードがあり、アメリカンフラッグのTシャツを着た赤ちゃんやフェイスペイントをした子どもで、街中が赤・青・白で溢れていた。
きっとこれは小さな頃から積み重ねられてきたものだろうと思い、ちと調べてみた。
記事によると、愛国心を持つ上で大切なのは、
・選挙に参加する
・社会的な関わりを持つようにする
・伝統的、国民的なイベントに参加する
・国旗を掲げる
・書籍等のメディアを通して愛国心をシェアする
・自国の歴史や文化に触れられるような休暇を計画する
だそう。共通して言えるのは、保護者を含めた周りの大人たちが自国を尊敬し、誇りを持っている姿勢を見せること。
日本は好きだけど、愛国心を全身で表現するのは....と日本人の気質のようなものがあり、その奥ゆかしさみたいなものも大切にしたいなと思ったり。もちろん歴史的な背景もあり、欧米と同じようにはいかないのだと思う。
今、日本の保育を海外へ向けて発信するプロジェクトに片足を突っ込んでいるのだが、これはこれからも興味深いトピックになりそう。