とことこ保育

人生で間違いなく大切な乳幼児期

参加したかった!幼児教育・保育の国際比較。

昨日は自主隔離を始めて、初の買い出しに出かけた。久しぶりに行く駅前は終始落ち着かず、以前から変わらない光景に「これで大丈夫なのか」と不安な気持ちが出てくる一方で、見慣れた景色に安心する自分もいてなんだか複雑な気持ちになった。

 

それまでストックがあったマスクも遂に数えられる程に減ったので、手作りマスクも作った。波縫いも等間隔にできない自分から見れば上出来☆

 

 

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幼児教育・保育の国際比較 ー 国際幼児教育・保育従事者調査2018の結果から -

本日は運動と食事以外はパソコンにかじり付いていた。参加したいなぁと思ってできなかったイベントの当日配布資料がウェブサイトに挙げられているのを見つけたからだ。私が聴講したかったイベントはこちら

 

 

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 その中で、第一部 基調講演「世界の幼児教育・保育政策の潮流と本調査の視点」
  Yuri Obara BELFALI (OECD教育・スキル局 幼児期・学校課長)でのプレゼン資料を拝見。今日は特にOECD加盟国の保育従事者のアンケート結果をまとめた「国際幼児教育・保育従事者調査結果2018」のセクションを中心に読んだので、その中から掻い摘んでみる。

 

【注意】

※公開されている当日資料を基に個人が推考したものです。パネラーの方々が発表された内容に沿ったものではありせん。ご了承下さいませ。

※表中に出てくる【ISCED 02】は、国際標準教育分類(International Standard Classification of Education)というユネスコが策定している分類名で、3歳児以上を対象にした就学前教育を指します。

 

社会情緒的発達と読み書き・数的発達の実践は?

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https://www.nier.go.jp/youji_kyouiku_kenkyuu_center/symposium/sympo_r01/pdf/20200220_belfali.pdf

 

参加国全体で、読み書き・数的発達より社会情緒的発達を促す実践を重要とする保育者が多い一方で、その内容には各国で違いが見られた。

 

就学前教育施設の保育者の回答を見てみると、トルコは2つの発達実践とも高い確率で重視する結果が見られ、双方の間に大きな差はなかった。日本・ノルウェーアイスランドの保育者は、社会情緒的発達を重視する保育者の割合が多く約30%以上の差が見られた。ドイツ・ノルウェーイスラエルは、3歳以上の子どもが対象の施設と3歳未満児が対象の施設の保育者の比較結果もあり、イスラエルは3歳児前後で数的な発達を促す実践と社会情緒的発達を促す実践の認識に変化が見られた。3歳児以上の保育施設で働く保育者は、より数的な発達を重視する結果であった。また、日本・韓国は他国に比べ、社会情緒的発達を促す実践が「非常に重要」と回答する保育者の割合はやや低めであった。

 

社会情緒的発達を促す実践は「子供たちが互いに助け合うように促す」、数的発達は「数遊びをする」だけではないので、他にも例が挙げられていたのか、どのような文章でアンケートが取られたのかは分かりかねるが、各国ともに保育者の間で認識の違いがあったことは面白い結果だなと感じた。特に日本とノルウェーの保育者が2つの発達実践について「非常に重要」だと答えた割合は類似しており、北欧幼児教育の例としても名前を見かけることの多いノルウェーも、現場保育者の認識はその幼児教育に対する外からの印象とは異なるのか。

 

保育者は、社会からよりも子供たち・保護者からより評価されていると感じる?

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https://www.nier.go.jp/youji_kyouiku_kenkyuu_center/symposium/sympo_r01/pdf/20200220_belfali.pdf

 

 この結果については、去年10月にメディアでも取り上げられたので目にした方は多いと思う。

www.nikkei.com

 

社会から・子供から・保護者から評価されているかのアンケートで「当てはまる・非常に当てはまる」と回答した保育者の割合が最も低かったのは日本。他国は軒並み80%以上の保育者が、子供から・保護者から評価をされているという結果が出ている。社会から評価されているかの質問には、イスラエルを除く各国とも50%を下回る結果となった。

 3歳児以上の保育者と、3歳未満の保育者を比較可能な3か国(ドイツ・ノルウェーイスラエル)で比べてみると、3歳未満児と過ごすドイツ・ノルウェーの保育者の方が3歳児以上児と過ごす保育者に比べ、社会から評価されているという印象を持つ割合が高い結果となった。3者からとも評価が高いと感じるイスラエル保育者の労働環境や保育環境、気になるなぁ。この点についてはイスラエルに限らず、各国の教育システム・文化的背景・国の経済状況等々.....様々なものが影響しているから一筋縄ではいかないが、また時間のある時に調べよう。うん。

 

はー。面白かった。引き続き皆さんも体調に気を付けて。

これまでの自分を肯定したかったのだと思う。

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今日は天気予報通り雪が降った。昨夜まで疑ってごめんなさい。まさか3月下旬に雪が降るとは.....この時期に1㎝以上の雪が東京で積もるのは実に32年ぶり。1988年以来なのだそう。 J-stage に掲載されている『1988(昭和63年)念の日本の天候の特徴 (重原好次 気象庁)』を見ると、

 

この年も記録的な高温・少雨、それに続く低温という乱調の冬に始まり、4月には太平洋側で大雪、5・6月の降ひょう、6月下旬~10月上旬の低温と日照不足等、農業に重大な被害をもたらした天候の続いたのが特徴である。        https://www.jstage.jst.go.jp/article/agrmet1943/45/1/45_1_49/_pdf

 

気象庁の今年1~3月の記録と比べて、例年より高い1月の平均気温、それまでの暖冬から突然寒気がやってきた2月(初氷:2/6)、3月下旬の本日積雪があったことを考えると今回の雪に限らず、年間を通して1988年と同じような天候になることは大いにあり得る気がした。

 

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さて。昨日は、自分ではコントロールができないことで気持ちが落ちてしまい、思わずInstagramのストーリーに投稿をした。

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 以前、このブログでも触れた通り、私は2020年5月からカナダのSeneca collegeに留学しEarly Child Education(ECE)という幼児教育を学ぶプログラムを始める予定だった。現在まで、今期のセメスターが新型コロナウイルスの影響ですべてオンラインになったり、日々更新される航空会社の減便やカナダ政府の対策案にドキドキしながら、しかし5月にスタートが切れる希望は捨てずにいた。

新型コロナでカナダへの渡航が伸びた話。 - とことこ保育

 

が、昨日ついにカレッジから正式な通達がきた。

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結論、5月からのセメスターは中止となった。他の学部には、オンラインで次のセメスターも実施するところがある。しかし施設実習がプログラムの大きな部分を占める教育分野のプログラムについてはオンラインでできる授業にも限りがあり、自主隔離・不要不急の外出禁止もまだまだ続く様相であること、また私のような留学生も多いことから、中止という決定に踏み切ったらしい。

 

ちなみに、カレッジのあるオンタリオ州では、州政府の決定に従わず大人数の集まりを実施したり、店を開き続けた場合、個人に$750(約58000円)/企業には上限$500.000(約3900万円)の罰金が課せられる。

www.rcinet.ca

 

もちろん、このような事態に陥っているの自分だけではない。学校側は中止の理由に留学生を挙げていることからも、渡航すらできずにヤキモキしていた方は多いはずだ。この留学を見据えて、それまで行っていた個人事業も閉じ、勤めていた保育園も離れ、他の国に新規オープンする日本式保育園のスタッフオファーも断り.....。

 

今までそこまでいろんな事を費やしてきた自分を肯定したかったのだと思う。

 

1日経って今は、今後の身の振り方についてカレッジからの詳細を待ちつつ、いろんな選択肢を洗い出す時間にしている。それにしても土日を挟むことを分かっていながら、金曜日の午後に発表するとは。焦らすなぁ。

 

私は変わらず元気ですよー。

ウイルスも私たちと生きている。

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無職・自主隔離4日目。早くも新しい生活リズムが定着してきた。

6~7時台に起床、朝食、英語勉強、11時頃に1回目の軽食、午後のおやつ作り、16時前に2度目の軽食、ブログや調べもの・OneNoteの使い方を勉強、夕食作り、夕食、運動、シャワー、就寝!

 

先日Instagramのタイムラインにも載せたが、母から突然送られてきたHANDCLAPという動画。2週間で10kg痩せるかどうかなんて知らないが、これでウォーミングアップをしてから普段の運動を行うと結構動いた気持ちになれるので良き。運動不足の方はぜひお試しを。


ハンドクラップ 30分バージョン 休憩あり

 

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今日の読売新聞の解説に養老孟司さんのインタビュー記事があり、じっくりと読ませてもらった。見出しは『コロナも多様性の一つ』

現在まで新型コロナウイルスの感染拡大について、各国の習慣や文化の違いがあることは取り上げられていたが、単純にマスク着用の習慣やハグの文化だけでなくイタリアを例に建築様式の違いにも触れ、イタリアはお年寄りとの同居が多く、家族全員が出入りするコモンルームがあるとして言及している。一方で、じゃあ新型コロナウイルスを蔓延させるきっかけになったからと言って、その文化を否定できるのか、独居する老人が多い国がハッピーなのかと疑問も投げかけている。

 

その上で、なぜ中国や日本での前例から欧米諸国が対策を学べなかったのかを問う記者の質問に、

みんな生き物を軽く見ているんだよ。

みんな、自分という人間のことがお留守になっている。同じウイルスに感染しても体質や遺伝的に亡くなる人もいれば、元気な人もいる。それが生物多様性です。

https://www.yomiuri.co.jp/commentary/

 

 

保育でもよく耳にする『多様性』という言葉だが、今までいかに自分が多様性の明るい面ばかりを見ていたかが露呈された気がした。表もあれば裏もある。それがあってこその多様性なのだ。

 

自然は絶えず変化している。近年、人間の活動が環境に与える影響が大きく、人間が変われば環境も変えられると考えがちだが、人間の目には見えないミクロの世界で生物も私たちと同じように進化を続けているのだ。

 

人間がプラスチックを消費量を減らすことは、環境にインパクト与えることになるだろうが、私たちが動いているのと同時に他の生き物も動いている。実は水面下でプラスチックを餌とする生物が生まれていて、知らないところで生態系の大きな役割を担っているとしたら。人間がプラスティックの量を減らしたことで食物連鎖全体に後々多大な影響を与える結果になることだってあるわけだ。(あくまで私の妄想です)

 

他の国はこうしたから良くなるだろうとか、原因も対策も一筋縄ではいかない状況にいることを改めて実感した。5Gが利用できるデバイスが発売され、年齢問わず誰もが世界と繋がれるこの時代に、世界単位で考えるべきこととローカルで考えるべきことの境目が新型コロナウイルスをきっかけによりはっきりと分かれたように感じる。

 

学生時代に西表島で研究活動をしていた時の感覚が一瞬戻ってきた。潮汐も日の入り・日の出も台風の進路も変えられないけど、その時一緒にフィールドに身を置いていて学生たちはそれに不満を漏らすわけでもなく、事実として受け入れて「しょうがないね」って言い合ってた。自分が自然の一部だと感じていたわけではないけど、コントロールできるものではないことは身体で感じていた。一番最初のサンゴ礁の写真も認識できないところでたくさんの生き物がいるよ。

 

 バカの壁、もっかい読み直そうかなぁ。

私が毒なのか。メディアが毒なのか。

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先日、カナダ政府から正式に「3月18日までに学生ビザを所持していた人は、入国禁止措置の例外として入国OK」というお知らせが出たので、必要な予防接種を済ませ次第渡航できるように再度日程を考えようと思う。まだ、カレッジの授業がどうなるのかは明らかになっていないが、そこも様子を見て進めていく。

lifetoronto.jp

 

さて。東京都知事が週末の外出自粛を訴えたのを皮切りに、神奈川県・千葉県・埼玉県・山梨県・愛知県が相次いで外出自粛を要請し、その間にもアメリカの新型コロナウイルスの感染者が中国を上回り世界最多。メディアでは、自粛疲れと言われているようだが、日々更新されるニュースを追うのに疲れてしまう「情報疲れ」が多いのではないかと思う(そもそもそこまで自粛をしている人は少ないのでは.....)。

 

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今日は無職・自主隔離3日目。この数年間で初めて昼間の時間帯にテレビを見た。そしたら独特の世界に驚いたと同時に、自分の親にこれを見て定年後を過ごして欲しくないと本気で思ってしまった

 

テレビをつけるとそこに映ってしたのは、とある動物専門学校を芸能人の方が訪れてどんな授業を受け、将来はどんな職業に就きたいのかインタビューするもの。そこは入学と同時に一人一匹犬をパートナーとして持ち在学中生活を共にするという。このイントロダクションの時点で私の頭の中は疑問でいっぱいになった。

 

この犬たちはどこから来ているのだろう。繁殖業者から?競り市で?それともシェルターから?それによって学生の関わり方も、学びの内容も大きく変わるだろうなぁ。」

 

「2年連れ添った後に、この犬たちがどうなるのか出演者の方々は誰も気にならないのか

 

「"こういうセラピー犬がいたら震災や今回のような事態(新型コロナによる隔離)でも大丈夫そう!皆乗り越えていけそうですね" って発言は、東日本大震災で働いたセラピー犬についての書籍を一読した後聞くと、犬もイレギュラーな状況下に置かれて、人間と同じようにストレスを感じる生き物であることがすっぽ抜けていないだろうか。ってか実際に隔離している人が聞いたら.....」

とか。

 

出演者の決められた時間内で話をまとめるために割愛したところや他にも補足したい思いもあったかもしれないと考えつつも、一斉に引き起こる「へーっ」という相槌や頷く仕草に、これをずっと見続けちゃいけないなという危機感しか起きなかった。

 

私が毒なのか、メディアが毒なのか。

 

 普段、外に出てばかりいたので現在の自己隔離の状況から新しく知る世界も多い。

 

ただこれが数週間単位で延びると話は別。ベルギー在住の友人と久しぶりに話すと、感染者の波がどんどん自分の地域に近づいてきているストレスと、実際に普段はスケート場になっている場所が今は遺体安置所になっている事実にため息が出ることも多いそうだ。集団で集まることを禁止されているために葬儀が行えず埋葬も火葬もできない状態なのだそう。仕事のない今の自分ができることは話を聞くことかな。

 

ニューヨークやカナダにも友人がいるので早速連絡をしてみようと思う。

 

今週末は「外出自粛」ですね。

 

 

ちなみに。個人的に好きでフォローしているモデル・松島花さんは保護猫・犬の里親探しをする個人や団体を応援する活動をされていて専用のアカウントもあります。興味のある方はぜひ。

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https://www.instagram.com/hana_matsushima_animal/?hl=ja

 

無職になったその日に、ダニング・クルーガー。

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はー、終わっちゃった。本日、抱えていたすべての仕事が終了しました。

 

この後は、廃業届を提出/納税管理人の申請/青色申告取りやめ届出書の提出/銀行口座の見直し・整理に奔走します。

 

 

 終わりがあるということ

自分で設定した終わりなのに、この虚無感。日々の生活もベッドに横たわる瞬間があるから頑張れる一方で『終わりを迎える』というその存在が恋しくなるとは。本当にわがままな生き物だと思う。


一番涙がこぼれそうになるのは、温かい言葉やハグだけではなく、子どもたち(特に乳児)に別れるという自覚がない事実に直面した時だ。いくら最後だと伝えてもその意味を理解していない、『バイバーイ!』『ありがと!』と普段と変わらない姿が愛おしくも切ない気持ちにさせる。


今年度もやり切った・できることが増えた・学びが少し深まったかなと自分を自分で労う気持ちが高まる一方、これで大丈夫だったのだろうか・子どもたちはどう思っていたのだろうか・他の保育者からの評価はと、悶々とした気持ちが沸いてくるのもこの時期である。


こういうのを何というのだろうと調べてみると、ダニング・クルーガー効果という言葉に行き着いた。

 

ダニング・クルーガー効果とは

「ダニング=クルーガー効果」

自分を客観的にみることができない人が、自信の容姿や発言、行動、知識、思考について、実際よりもかなり高い評価を行ってしまうという「優越の錯覚」からくるものです。

 

 

 

 

そのため、特にその分野の勉強を始めたての頃は、とりわけ自信を持ちやすくなるのに対して、ある程度の経験を積んでくると、徐々に自信が失われていく…という現象が起こります。

 

これは自身の知識や経験を深めていく過程で、誰しも通る道です。多くの場合、「これは本当なのかな、どうなのかな、言い切っていいものなのか」というモヤモヤ感と対峙しながら、さらに知識や思考を深め、実践を続けていくことになるでしょう。自信が無い、不安な感じは何とも言い難い辛さがあって、自信満々だった頃の方が幸せだったんじゃないか?と思うこともあるでしょう。しかし、先述の通り、知識や思考のレベルを高めようとした上でのモヤモヤ感がある状態は、自身の専門性が高まっている証拠とも言えます。

https://sprint-condition.info/category34/entry406.html

 

勉強したつもりでいて、テスト当日に滅多打ちにされる人のことね。この記事を読んで、保育者となって1~3年目のことを思い出し「あー.....。」となった。

 

そして、自分がやってきたことに対して不安な気持ちが起きることは私自身に向上心があるエビデンスであることが分かり、それがまた更なる高まりにつながり、この言葉と出会えたことに嬉しさが隠せない。

 

 

自分は、これから子どもたちが関わっていく沢山の大人の中の一人でしかない。

小さなきっかけは与えられるかもしれない。でも、子どもたちの中のターニングポイントはこれから何度も訪れ、その度にその子たちが大切だと思うことは毎回更新されていく。成し遂げたその日にめいっぱい自分を労ったら、その後は意識して自分に疑問を持ち、子どもたちが関わっていく沢山の大人の中の一人であり、自分も日々学びをもらっていることを意識する。

 

謙虚ともいうのかな。このマインドって大事。SNSでマウントを取ろうとする人も、保育現場で自分の保育方法を他者を否定してまで貫こうとする人は一度調べてみるといいと思う。

 

『この一年間年長クラスを一人担任できたのだから来年もやりきれるだろう。』ではなく『この一年間年長クラスを一人担任できたけど、子どもたちは違うし、今回卒園した子たちが何をしていたか見てきているから、引き出しを増やして新しいアプローチ方法を探していかなくちゃな。』と。

 

いつまでも見返したいありがとうの形

去年までは継続して更新していたこのブログも、3か月のお休みを経て、つい最近更新を再開した。それまでの間、自分が発信しようと文章を打つ度直面する終わりのない疑問・他者の意見を聞く度にブレる内容の軸に翻弄されて下書きばかりが溜まっていた。

 

それも自分と対峙するための時間だったようだ。このタイミングでよい出会い。ありがたい。

 

そして、今日まで保育士として、ベビーシッターとしてたくさんの子どもたち・ご家族に出会えたことは大きな財産。本当にありがとう。

また捨てられないものがたーくさん増えた。

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レンタルボックスを手掛ける会社が、教育者向けのサービスを展開してくれないかな。毎年いただく手紙や思い出を保管する場所。そんなに大きくなくていい。年度ごとに区分できる小さな引き出しがあって、そこに椅子を一脚置いて。そこに行けばどっぷり思い出に浸かれるようなレンタルボックス

 

そんなサービスがあればぜひご一報を。

 

 

3年前もUSとカナダの国境を越えられなかった話。

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ひとつ前の記事で報告した通り、当初予定していたカナダへの渡航は延期になった。3月16日にカナダ・アメリカ国籍の方・永住権を持っている人以外は入国禁止となったため選択肢はない。

 

hoikutogether.hatenablog.com

 

が、前回の記事をアップしたすぐ後に、学生ビザ・一部の就労ビザ保持者については入国を認める措置が適用されるということで、現在は様子見の状態である。

 

今回の留学延期を受けて触れた『国境』という言葉に思い浮かぶ節があり考えると、実は『入国できない』という経験は今回が初めてではなかった

 

今回の記事はその記録である。これからワーキングホリデーを考えている方、現在ワーホリ中の方、海外にいる方....『こんなおバカがいたらしいぞ。気をつけよ』くらいの気持ちで読んでいただけるとありがたい。

 

  • 楽しかったNY3日間
  • 重大なミスを『大丈夫』で済ませた自分...
  • 私は『国境』 越えられない
  • 国ではなく、自分のミスが招いた映画ターミナル
  • いざ陸路で国境へ
  • 今回一番伝えたいこと

 

続きを読む

新型コロナでカナダへの渡航が伸びた話。

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 新型コロナウイルスの影響を受けて、カナダへの渡航が延期になったので、その一部始終を記録しておきます。

 

早急に事態が収まり、こんなこともあったけど今は良い方向に向かっているよと語れる自分になれることを期待して止まない。

 

 

予定していた渡航日程

私が予定していたカナダへの渡航日は2020年3月29日だった。

留学先であるSeneca collegeの授業は5月からのスタートだったが、私が入学するEarly Child Education(ECE)のプログラムには保育実習が含まれていて、授業開始前までに指定の予防接種や無犯罪証明書・救命救急の資格を取得する必要があり、また、NY在住の友人とバンクーバーに渡り、現地の園見学や先生方へのインタビューを予定していたため早目の現地入りを予定していた。

 

前月の2月2日には東京・羽田空港からアメリカ・デトロイトを経由してカナダへ向かうデルタ航空のフライトを予約。その時すでに日本国内にもウイルス感染者がいたものの14~15例目が発生した程度で、カナダ国内では一桁。そこまで深刻な状況ではなかった。ちょうど中国・武漢新型コロナウイルス対策として建てられた新しい病院が10日間という驚異の速さで完成したことがメディアで取り上げられていた頃だった。

 

当初は予定通りに渡航できると思っていた

そこからしばらくは、カナダが中国への渡航警告のレベルが引き上げたり、人から人への感染がカナダ国内で発生したものの、他の国々でも似たような状況が見られたのでひとまず様子見をしていられる状況。むしろ、日本では連日クルーズ船内の感染に関するニュースや日々増える感染者数、2月27日には全国の小中高の臨時休校要請が発表され、渡航を早めた方がよいのではないかとまで思い始めていた。

3月2日には、カナダのジャスティン・トルドー首相自ら「COVID-19の発生している国からの外国人旅行者を入国禁止をする予定はない。短絡的なリアクションを起こしてもウイルスの封じ込めにはならない。」として会見を行っていた。

 

渡航延期が決定的になった発表

動きがあったのは3月12日。トルドー首相のソフィー夫人に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことが明らかになり、またその前々日11日には、3月2~3日トロントで行われた2万人規模のカンファレンス参加者から陽性反応の出たことが報じられ、一気に緊張感を増すこととなった。

 

同日にはバンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州(BC州)が感染拡大防止策の一環として、米国を含めた不要不急の海外旅行の中止・国外からカナダに入ってきた全ての人に14日間の自己隔離の実施を要請した。トロントのあるオンタリオ州は、3月14日~4月5日まで州内の公立学校を閉鎖することを発表。また、中国湖北省・イラン・イタリアからの帰国者について14日間の自己隔離を要請。

 

3月15日にはトルドー首相が「感染防止策として米国や欧州との間で国境を封鎖する可能性は排除しない」と述べたことから周りがザワつき始める。

そして翌日3月16日に恐れていた発表があった。予定通りの渡航ができないことが明確になった。トルドー首相から「カナダ市民ならびに永住権保持者、米国民以外の入国を拒否する」と発表があったのだ。

 

www.cbc.ca

みんな前代未聞の状況に右往左往している

ひとまず、先の見えないこの状況について入学予定のSeneca collegeに問い合わせてみた。

渡航予定が延期になり、セメスターが始まる前までに書類が揃えられるか分からない

・そもそも5月からのセメスター予定通りやります?

 

留学生として行くで、まずはInternational Admissionsにメールを送った。

 

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私が投げかけた質問については、アドバイザーのJenniferに聞いてと言われたので、同じ内容のメールを送ってみた。

 

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たらい回し!?とも思いましたが、実際この質問をぶつけるには時期尚早だったなと思います。誰もが先の見えない状況に不安を感じているからこそ、ひと呼吸置いて、トイレットペーパー買い占めのような状況を顧みて冷静になりたいところ。

 

結局、この後の返信内容は「今は現在授業を進めている在学生の対応に追われている。23日からすべての授業がオンラインになり、すべてのキャンパスが閉まることになっている。次のセメスターについてのアナウンスはもう少し先になると思うな。」とな。

 

 

私の場合はカナダへの留学ですが、この春に留学・ワーキングホリデーを予定されていて、影響を受けている方はたくさんいらっしゃると思います。実際SNS上では、ワーホリからの一時帰国や出発日を延期した方、所属学校のプログラムとして留学を検討していて、学校の判断によりやむを得ず留学を諦めた方も拝見しました。

 

カナダについて言えば、現在発動されている国境封鎖は6月30日まで有効とされています。本当にどうなるか分からない。

 

(セメスター始まるの5月初旬からなんだけど.....。)

という気持ちはひとまず内に留めて。というか、この場でこのいう状況を打ち出すことができただけでも少し気持ちが軽くなったように感じる。ありがたい。

 

さて、今私ができること・やりたいことをやっていこうと思います。

・カナダで終えるはずだった予防接種をすべて日本で終わらせておく

・英語勉強

OneNoteの使い方をマスター

・この状況で無料になったオンライン授業などを試す

・持ち物の断捨離

タブレットでのお絵かき

・海外に住む友人とSkype(みんな自宅待機状態だから時差への抵抗が減ってる)

 

 日々アップデートされる情報に疲弊してしまいますが、吐き出しながら共感しながら乗り切っていきたい。いきましょう。