予定調和を破壊せよ
最近読んだ 箕輪厚介さんの著書『死ぬこと以外かすり傷』の第一章。予定通りに進まないことを嘆いていた自分を納得させてくれた本。
何が思い通りに進まないかって、次の仕事の準備ですよ。ええ。
渡航予定日が延びました。。。
実はこれが一度目じゃない。当初北米のスタイルに合わせて9月OPENで予定していた開園が関係各省の承認や作業自体の遅れでゴテゴテに。最初はIt's OKと状況を受け入れていた自分だったが、そもそもそれが良くなかった。
国が違えば開園までのプロセスも異なるし、かなり厳しい話は以前から耳にしていたしと甘さを見せちゃいけなかった。
いつの間にか相手方の間で「延びちゃったけど受け入れてもらえるから大丈夫」みたいな雰囲気ができあがってしまっているようだった。実際、私たちはベストを尽くしたけどダメだったみたいな文章が届いて、これでベストならこの先が思いやられると頭を抱えてしまった。
脱・受け身ということでアプローチを変えてみた。
現時点での自分がどれだけが新園に必要な存在であるか相手に再認識させた。
技術提供をする園での保育経験があるのは私だけよー。英語もそこそこできるよー。作り物得意よー(と、実物を提示)。
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その上で今までと違い、自分の意見をできる限り具体的に述べてみる。これ以上延びるなら渡航について考え直すことを伝える。
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Having you in our team is important to me と返事をもらう。渡航日が延びて、日本にまだいたとしても予定通りの契約で給与の支払いをすると提示される。
今ここまできた。
あとはこちらからの要望を提示させてもらい対応をする予定。
海外でイチから何かを作り出すのは初めて。学ぶこと多し。自分の価値を自分でアピールして前に出していかないと、いつまでたっても進まない!
I'm sorryは海外で仕事をする上でNGとよく聞くけど、It's OKも慎重に使わなきゃね。
そこまでして、やりたい仕事なの?と思う方もいると思うが答えは「YES」。個人的にですがね。新園立ち上げ、しかも海外で、しかも前例なし、しかも自分が好きな保育で!ひとつ貫いていく中でこれは大変だけど貴重な経験になると確信している。
早く海を渡りたい。。。あと少しの辛抱。
この書籍『死ぬこと以外かすり傷』は、保育イベントで知り合った平岡慎也さんも、フィンランドへ行くことを決意するキッカケのひとつになった一冊と紹介しています。彼すごいんですよ。Global TeacherT Programっていうセブ島で現地の子どもに向けて教育実習を実践できるプログラムのスタッフ代表してます。若いパワーって最強!
8月31日という日。
8月31日の意味が自分の中で確実に変わった。こんなに何もなく過ぎていく31日は久しぶり。
小学生~高校の時はもちろん夏休み最後の日ということで、部活とかはあるにせよひとつの区切りとして大きな意味を持っていた。
大学へ通い始めてからもライフセービングをしていたので海開きの期間が終わり、約2ヶ月間泊まり込みでシーズンを無事故でやり終えられた時の達成感はとてつもない物があった。
今日が終わって、全国のライフセーバー達は朝礼や朝練がなくて、ゆっくり起きられる朝が嬉しくもありちょっと寂しい気持ちになってるのかな。9月1日少しずつ物品を片付けて空っぽになった警備本部で寝っ転がって昼寝した瞬間は今でも忘れない場面。
働き始めた後もしばらくは8月31日前後に海へ出かけてボーッと走り回るライフセーバーや波打ち際で遊ぶ親子を眺めたり、カレントを見つけてみたりしてたけど近年はまったくない。
そう考えると随分とかけ離れたところにきたなぁーと感じる。
未だにライフセーバーの友達と繋がりを持てていることは本当にありがたいことで、海水が抜けてミネラルのなくなった私を海に誘ってくれる。
関わり方は変わったけど、まだ海大好きよ。遊ぶのも眺めるのもビーチコーミングもOC6も全部。
8月31日のBGMは決まってYUKI 『夏のヒーロー』これ聞かないと終われなかったな。ね、榛原メンバー。
今日が晴れてほんとに良かった!さぁ明日から9月!
聞くより飛び込め。
キンコン西野の天才の育て方によると、人間は生きることを、生まれながらにしてインプットされているので極端な環境に身を置くことが天才を育てることにつながると言う。
言われてみると、卓球の愛ちゃんだって小さな頃からあんなにたくさんの球を打ち返す環境は同世代の私から見ても特異だったし、近年は有望な小中学生がオリンピック選手候補としてJOCエリートアカデミーで生活をし専門性の高いトレーニングをしてたりする。
子どもの発達に良い悪いとか、教育方法への評価は抜きにして、純粋に手段として考えた時、天才を謳う教育方法は、日々過ごす園生活の中で家庭にはない特異な環境を設定していくという点で繋がる部分があるんじゃないかと思う。
逆立ち歩き、絶対音感トレーニングなど家庭ではやらないようなことができる環境にある。ただ保育園を卒業後も家庭でその環境を保つことができるがどうか、オリンピック選手の育成とは違い人間形成の基礎を作る乳幼児期に特定の能力を高めることに時間を費やすことへのプライオリティはどうかという点には難を示す声がある。
この点においてはモンテッソーリなどは長期的に見た環境が整っているなと思う。モンテッソーリを基盤にした玩具を揃えて ある程度知識があれば家庭でも同じように継続して実施できる。書籍もたくさん。同じように森のようちえん等も元はお母さん達が子どもを自然の中へ連れ出したのが始まりということで家庭に近いのではないかと思う。
森のようちえんへ勤める友人曰く、最近は森のようちえんの定義が曖昧であるために良くも悪くもさまざまな形の森のようちえんがあるようだが。
近々、一週間ほど自由な時間が持てる見込みが立ってきたので、その間にいろいろな園を見学(願わくば体験)させてもらえたらと動いているのだけど、目的のひとつとして様々なメゾットを実践する園を回って、それぞれの保育を体感することを挙げた。
ひとつの物事には裏表があるのと同じように、いろいろなメゾットについてメリット・デメリットを挙げるサイトや書き込みがあるけど
百聞は一見にしかず!!
経験に何より!実践に勝るものなし!ってことで自分のものさしを持って乗り込むことにします。
先週バケーションで行った清里に『森のようちえんピッコロ』という面白そうなところがあることを後々知り、ちょっと後悔....
空気がいつもより深いところへ入っていくような気持ちの良い場所でした。写真はねこじゃらしで作ったウサギ♪
保育メゾッドへの金子みすゞさんの格言
世の中にはモンテッソーリ、シュタイナー、コダーイ等 教育についていろいろなメソッドがある。
それぞれに関わる保育者がいて、子どもがいて、
幼児教育を複雑に考えすぎだろ!子どもは食って、遊んで、
ただ時々、専門家によって特定のメゾッド(実名は挙げないが具体例を出して推測できる)が否定的に書かれている記事を見ると、なんだか複雑に思うことがある。
同じねらいをもった保育でも、アプローチが違うのは自然なことだ。いくら保育者が良いと思った保育でも、
この前SA-CUSのはなしをした時のブログでもイノベーション
みんな子どもたちの自立や幸せを願ってて、
良いと思うメソッドがあってもいいし、
.....なにが言いたいのかまとまりねぇーなって声が聞こえてきます(笑)
えーと何がいいたいかと言うと。
みんな違って みんないい!
ということで、今回の写真は多様性で溢れるNYCです。
( ↑こんなまとめ方ですみません...)
言語について
現地の方が来日されて、私と一緒に採用された日本人保育士さんとmeeting。
現地の方も交えたmeetingの後に2人で振り返りとすると、まあ言ってることが合わない(笑)
「えっ!Working VISAとResident VISAは入国したらもらえるって言ってましたよね?」
「あれ?入国して書き換えが必要って言ってませんでした?」ってなカンジ。
もちろん!そのあときちんと確認しました。でも英語ってそのレベル。ここで止まってたらいけないけど、英語が話せるっていうレベルは日本人が思ってる程高くない。堀江貴文の英語の多動力に載っていた、
実践を超える勉学は存在しない
走りながら英語身につける
は、すごく共感した。
私が行く予定の国は、英語も公用語という扱いになっているが、実際には第二言語であるため保護者・子どもの中には私たちと言葉を介してのやりとりができない人がいる。保育をしていると言葉に頼ることがほとんどで、だから「よく聞いてね」「今は先生がお話する時間だよ」みたいな声かけが発生するが、そのツールが利用できない場合どうなるか。
正直、言葉を通して伝えるよりもシンプルな気がしてわくわくしてる。子ども達がどういう手段を使って意思を伝えようとしてくるのか、それに対してどう返していこうか、そういう環境下で先生の言ってることを理解しようと前向きになった時、どんな変化が起きるのか。
よさこい仲間でドイツで2児の子育てをする方も2か国語を習得させることについてたびたびFaceBookに載せていて、面白いことに、覚えている日本語は名詞が多く、自己主張をする言葉はドイツ語が多かったそうで、周りの環境から学んでコミュニケーションの中で多く使っているからではないかという考察でした。そしてバイリンガルは自然と育つものではない!も断言しておりましたー。心に止めときます。ウエンツ瑛士さんを攻めてはいけない....
世界で一番楽しい学校!
仕事終わりに舞浜まで行く価値は絶対あった!
昨日、『SA-CUS 世界で一番楽しい学校』に参加してきました。アイリッシュ音楽と虫のさえずりが聞こえるこの空間。とっても居心地が良かった。
キングコングの西野亮廣さん、オリラジの中田敦彦さん、ビリギャル著者の坪井信貴さん、日本元気塾長の米倉誠一郎さん、ゴッドタンプロデューサーの佐久間宣行さん。
それぞれの授業が面白すぎた。大人になってからの学びはより楽しい。
初めて保育園へ面接に行った時、まったく異なる分野に特化していた私のキャリアはマイナスだと思ってたけど。『教育業界には異業種が必要だ。教育はいろんな組み合わせでてきている』という当時の理事長の話を聞いて、すごくインパクトがあって今でもよく覚えてる。
そして昨日サーカスに参加して、米倉さんの話を聞いて、この考えがイノベーション!と気付いた。
イノベーションは新しい組み合わせ。現状を創造的に破壊して、新たな経済発展を導く。普段何気なく接しているものの中からイノベーションは見つけられるんじゃないかって。難しく考えていたゴチャゴチャが整理されたように感じた。
そしてゲストの間に展開される西野さんのトーク。信用と有名を軸にしたお金の話とかすごく面白かった!あと天才の作り方の話!
保育業界は元から信用ありきで成り立っているけど、それでもまだこの流れで変えられる部分は多いなと。
たとえばお母さんお父さんが子どもを預ける保育園を選ぶ時、良いところだけを話す園と、ネガティブでも他園と異なる点を話してくれる園とどちらの信用が高いのか。
食べたこともない商品をおいしいとCMで言う芸能人と、炎上することもあるが物事にきちんと意見をつける芸能人と信用度が高いのかどちらか。
保育サイトを見ると、実際園に子どもを通わせている保護者からの意見を閲覧するには会員登録が必要だの言っているところもあるけど、もし園自身が園の見学で、自園の良し悪しを語ったら、その意見は保育サイト上のコメントとは別の価値を持つようになって、保育者からの信用を得る点でとても優位になる。だから、あの園はそうなのかぁーとか、認定園が休園日にも園の施設を解放している取り組みも信用と有名というこの軸の中に収まるのかとかボーッと考えた。
才能の正体というテーマで授業をしてくださった坪井さんの内容も子ども達と接する上でとてもためになる講義だった。
才能はメンタルが9割。扁桃脳と前頭葉の話。どんなことにも多面性がある。
床に置かれた板。250m上空に置かれた同じ幅の板。その上を歩けと言われたら、まったく同じ行為なのに、大半の人は前者ができて後者ができないのは何故か。
はーっ。頭がいっぱい。
ユルさと具体性
最近、更新できておらず....ちと反省。
さて。今月に入り近々始める新しい仕事場での準備が本格化してきました。
実は11月からまた海の渡って海外の保育園で働く機会をいただきました。
その準備の一環でMonthly Plan(月案)を作っているのですが、
日本の保育所保育指針に基づいた月案例とかを参考にすると
まったく通らない!!
たとえば「新しい環境に慣れ、生活の流れを知りながら安心して園生活を送る」
って文章を英訳して送ると「で、具体的に何するの」「実践的ではない」と
コーディネーターの方を通じて教育省から突っぱねられてしまう
(↑ここのやり取りが最近一番のストレス 笑)
たしかに考えてみると、日本のは言い回しがかなりざっくりしているなと。
私も、月案では5領域等に基づいて概要をまとめて、週案や日案で具体的に落としていくみたいなやり方をしていて、天候や行事ごとに合わせてフレキシブルに組み替えてよいような余白があったけど。今回の場合は、月案の時点からより具体的な例を挙げて週案、日案ではそこからより具体的な活動内容に落としていくという、ある意味日本よりもキチキチしているように感じた。
の割に、いざ現場へ入ると日本の方が時間通りで海外の方がユルいのでなんだか笑っちゃう。ま、いろんな教育メゾットや形式があるから統一されたものでもないし。日本の中でも異なるので実際比較はできないんだけど。行ったこともない土地の文化やそこに住む子どもたちの姿を予想しながら月案作るってオイッ!だけど。
とりあえずいい感じの緊張感と期待感でいっぱいです。
準備期間中に現地の日系保育園にもお邪魔させていただけることになったので、先生方を質問攻めにしなくては。
うしっ。